ゆきのひかり2010-02-10 Wed 07:00
![]() 大雪の日の翌日も、雪が溶けることはなかった。 車をようやく道に出せるように雪かきをし、あとはやっぱり散歩。 ![]() 雪の上をテクテク歩くワンちゃんに挨拶し、完全に雪に埋もれるミニクーパーに手を合わせる。 ![]() 夕日がゆっくりと地平線へ落ちてゆく。 さすが節分も終わり立春、太陽だけが春めいていた。 氷の向こうに陽光がさし、それはダイアモンドのように見える。 ![]() 雫はクリスタル。自然界の素敵さは、それが残ることなく、常に流れてゆくことなのだろう。 同じ姿は一瞬としてない。 だから目の前にある風景に、心が奪われるのかもしれない。 ![]() こんな寒い日は、やっぱり温かいものが食べたくなる。 大好物の味噌煮込みうどんを作り、食べ終わったら汁の中にご飯を入れて雑炊だ。 富士に住んで良かった。 こんなに美しい風景に囲まれる幸せをふつふつと感じていた。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタンをクリックお願い致します! ↓ ココをクリック! |
積雪の富士2010-02-09 Tue 07:00
![]() 夕方から吹雪になり、夜中も津々と降り注ぐ。 朝、うちの周りは60センチの積雪になっていた。 慌てて車を雪の中から出し、雪かきをして道を作る。 日の出と共に、カメラザックを背負って、撮影に出かけた。 それにしても、どうだろう。このこの朝の光の透明感は。 雪の日は一段と美しさが増すような気がするのは、僕だけじゃないだろう。 木々は重そうに雪をかぶり、まるでハロウィンのように、化粧をしている。 ![]() 雲が朝日を受けて、少しずつ染まっていく時間。高山特有の高音が耳に響き、寒さにぶるるっっと震える。 ![]() さすが別荘地だけあって、主要な道には、もう雪かきの車が入っていた。 ![]() 専用車ではなく、パジェロの前に器具をつけたものだった。 御苦労さまです。 ![]() 僕の方は、膝まで埋まりながらのラッセルだ。 まるで冬山を登っているような感覚。標高が1200mもあるから、ガシガシ歩くと、息も切れてくる。 大好きなポイントまで、あと少し。 膝よりも上まで雪が積もっているところもあり、全然ペースが上がらないけれど、一歩一歩、歩かせてもらう。 ![]() このパウダースノーが大地を覆うことで、保温され、春の芽ぶきに繋がってゆくのだ。 ![]() もし雪がなければ、あの春の爆発的な躍動は生まれないのだ。 雪に感謝しながら、小さな丘を越えると、そこに神々しいばかりの富士が迫っていた。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタンをクリックお願い致します! ↓ ココをクリック! |
渾然一体2010-02-08 Mon 07:00
![]() 富士は相変わらずの強風が吹き荒れていた。 頂上からは西から東へ雪煙が舞いあがり、雲も同方向に流れてゆく。 対照的に近くの森は静寂の中、雪面にはグラデーションの影を落としていた。 ![]() 叫びたいほどの感動とは、人生の中で一体どれくらいあるのだろう? 「この風景の前に立たせてもらい、ありがとう」 涙ぐみながら見る風景が、目の前にある幸せを想う。 雪も森も空も雲も、富士山も、全てが重なり渾然一体。どれが欠けてもこの美は生まれなかった。 雪を触ると、さらさらと指の間から流れ、まさにパウダー。 ![]() ラッセルしながら更に奥へ進むと、富士は一段と大きくなった。 風景は研ぎ澄まされ、そこに鳥の声が聞こえてくる。 ![]() 富士が昔から人々の信仰を集め、敬愛され、芸術の主役となってきたことが、住んでみて言える。 ![]() ここは日本屈指の自然とエネルギーに満ちた場所だと。 大空のキャンパスに、雲が変幻自在に、描いてゆく。 ![]() 振り返ると、僕の歩いてきた道だけが浮かんでいた。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタンをクリックお願い致します! ↓ ココをクリック! |
身近な幸せ2010-02-07 Sun 06:00
![]() 「てつや、身近で宝物を見つけられなければ、どれだけ外へ出たところで意味が無いんだよ」 高校生のとき、うちのおとうが語った僕にとって大切な言葉だ。 「ディスカバーするのは、日本でもなく、岐阜でもなく、御近所なんだ」 『御近所に宝物を見つけられる人は、世界中どこへ行っても幸せになれる』 おとうは、そう言いたかったのだろう。 パタゴニアから帰国して、富士に移り住むようになって、改めてその言葉を反芻している。 凛とした空気感に、聖なる富士山、そこに息づく野生動物。美しい水に森の抱かれるような奥深いエネルギー。 富士には沢山の宝物があった。 朝、起きて散歩すれば、葉っぱに霜が降り、それは完璧な調和の中で生きていた。 このまま何処かへ飛び立ってしまいそうな冬の羽根。マクロでみると、それは別次元からやってきた生命にさえ見える。 ![]() 冬の寒さの中、春の足音も聞く。木々の芽からつぼみがぷっくりと育つさまは、何とも力強い。 ![]() 大雪が降れば、大地がまるで洗浄されるように、無垢な姿に生まれ変わる。 ![]() その中に生まれる美。 僕は、それを生涯探し続けていきたい。 ![]() 夕方から吹雪になってきた。明日の朝は、どんな姿で出迎えてくれるのだろう? ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタンをクリックお願い致します! ↓ ココをクリック! |
毎朝の散歩2010-02-06 Sat 07:00
![]() 冬になってから、朝日と共に毎日、家の周りを散歩している。 コンコンコン。 朝の乾いた空気の中、ヤマゲラやアカゲラ、コゲラなどのキツツキが木々をドラミングする。 凛とした空気がおでこに当たり、髪をなで、背後へ流れてゆく。 朝の空気はちょっと青っぽいと想うのは僕だけだろうか? 朝、昼、夜、それぞれ空気の隙間があるとしたら、僕は朝のこの目の詰まった空気感が好きだ。 目の前を何かが通りすぎる。 木々を登り、V字型の枝の上で、すかさずドングリを食べる姿。 ニホンリスだ。 ![]() 少しずつ近づいてゆくと、可愛らしい瞳がくるくるしてる。 朝日がちょうどリスの顔を照らし、尻尾が風に揺れる。 光が徐々に強くなると、リスは目を細め、朝食にいそしむ。 やっぱりリスも寒いのだ。そして生命はこの太陽の恩恵なくしては生きられない。 ![]() 家の周囲にキツツキがいる、リスがいる。 これは僕にとって何者にも代えがたい幸せだ。 彼らと一緒にここに住んでいる。そう思うと、少しだけ優しくなれる気がした。 アスファルトにも霜が降り、逆光で見ると、霜の結晶が七色に光る。 チリのパタゴニアでよく見た風景。だけれど、日本では殆ど見ることのない風景だった。 久しぶり。 ![]() 光は七色。その七色全てが混ざりあうと、透明になる。 こんなことすら忘れている自分がいる。 光は七色のプリズムで、それらが透明という素晴らしき色を作っているのだ。 透明な中にこそ、全ての色が含まれる。大切なものは目に見えないのだ。 霜は変幻自在に植物や実に付き、風と共に成長する。 ![]() 枯れ葉にも霜が降り、それはまさに芸術だった。 僕は冬に、地球に生かされている。 ![]() 生かして頂き、有難うございます。 朝の散歩はいつも、僕にそんな事を思い出させる。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタンをクリックお願い致します! ↓ ココをクリック! |






































