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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

生きる方角

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世界は、地球は、驚くべき美の集積だ。
砂漠は水晶(石英)の粒子で作られ、雨水は翡翠色に光り輝く。
「好きな時に、好きな場所に、好きなだけ」。
これが幼少の頃からずっと思い描いてきた、なりたい大人の姿だった。
その扉が、今は閉じられてしまっているが、これも次の段階へのステップアップ。最近、インターネットで流行りなのが、「アフターコロナ」というワード。コロナウィルスが終息したあとの世界が、どうなっているのか?
あまりにも多面体な側面が現出しているので、僕はどうなっていくかなんて予想すら出来ない。ただ、間違いないことは、今までの当たり前を、立ち止まって考える時間にはなるだろう。そしてそこで得た答えの総意が、未来をかたどっていくのだ。
家族のこと、仕事のこと、お金のこと、そして有限な時間のこと。何が大切で、自分はどのようにして生きたいのか? それをじっくりと考えさせるために、大いなる何者かがチャンスを与えているのかもしれない。
僕の心は、昔も今も未来も変わらない。周りの人が世界で一番幸せに、出会った目の前の人に全力の笑いを、そして「好きな時に、好きな場所に、好きなだけ」いられる状態を作り出すこと。
みんなが幸せになる道は必ずある。何度も考え抜き、トライし続ければ、その道が白く垂れこめた霧の向こうに見えてくる。
              ノムラテツヤ拝
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石英の砂漠

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砂漠に風紋が描かれ、細かい砂粒が頬に当たっては流れていく。
遠くからはムチムチのブラジル美女たちの遊ぶ声がこだまし、
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呆れるほどエメラルドグリーンの湖水がたゆたう。
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レンソイスの砂粒を手に取ってみると、あまりの美しさに皆言葉を失う。砂自体がすべて石英。これが結晶化すると水晶(クリスタル)になるのだ。さらに顔を近づけると、まるで米粒が並んでいるようにさえ見える。
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夕方、雲間から光が差し、天使の梯子が架けられた。
ティティカカ、ウユニ、レンソイスと繋いだ奇跡の旅が、もうすぐ終わろうとしている。
さぁ、最後の晩餐をして、サンパウロ経由で日本に帰るぞ~!
             ノムラテツヤ拝
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レンソイスの秘密

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遊覧飛行を終えてから、いざ砂漠の中へ。
ボートで疾走し、4WDでデコボコのオフロードを皆でキャーキャー。白き砂漠が見えてくると、自然と歓声が上がった。
今回、レンソイスが旅の目的地のひとつにされた理由。それが小川コマンダーの一言だった。
「白き砂漠で御神事をしなくてはいけないんだ」
詳しい話はさておき、クリスタルでピラミッドを建て、あやとりで橋を架け、ご機嫌な皆様で愛の光景を作り上げた。
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ほんと良い顔してる、みんな。
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御神事が終わると、すぐに水着となり、レンソイスの湖に飛び込んでいく。
僕は初めての場所なので、周りを探索。10分くらい歩いたところに、誰も入っていないエメラルドグリーンの湖を発見。一枚、一枚と写真を撮らせてもらいながら、僕はこの白き砂漠
に既視感と懐かしさを感じた。砂の細やかさも含め、世界最古のナミブ砂漠と似ているのだ。
世界地図を頭の中でグルグル。ナミブ砂漠のあるアフリカのナミビアと、レンソイス砂漠のある南米のブラジル。そう、ここは大陸移動説のゴンドワナ分離時に、重なりあっていた場所。
ひとつがお兄ちゃんとして赤いナミブ砂漠に、弟がこの白きレンソイス砂漠なのではないのか?
そうやって思うと、また新たな光景が現れ、地平が拓けていく。地球は面白い。きっと天国や極楽よりも美しく、興味深い星なのだ。
             ノムラテツヤ拝
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シーツの砂丘

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日の光を追いかける。パイロットに指示をして、一番良い斜め45度の角度からシャッターを切る。
熱帯雨林の脇に広がる白き砂丘レンソイス。現地ポルトガル語で「シーツ」の意味だ。そのシーツの合間に現れる青や緑、エメラルドグリーンの雨水湖たち。その透明度は、上空から眺めても抜群だ。
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風で砂丘は動き、溜まった雨水も、移動する。
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自然はひとときも止まらず、常に流転の旅を繰り返している。僕たち人間だってそう。日々、体の細胞も作られ、新たな自分として生まれ変わるのだ。
         ノムラテツヤ拝
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鮮やかな絶景

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夜10時にバヘリーニャスの村へ到着。
シャワーを浴び、ひと眠り。翌朝一番で、空港へ向かうと、セスナ機が僕たちを待っていてくれた。
ブルルンとプロペラが回り、短めの滑走路から一気に宙へ。ふわりと飛び上り、眼下にジャングルが広がった。
こんなところに、長年夢見た風景がある。
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川を下り、海側へ行くと、太陽に照らされた異様な世界が見えてきた。この目で見たかった光景、それがブラジルの白き砂漠「レンソイス」。そこに雨が降ることによって、圧巻の光景が生まれるのだ。
パイロットと事前に打ち合わせしていたとおり、窓を開けさせてもらい、撮影を開始。爆発的な風が顔と腕に当たるが、集中しているので気にならない。
砂漠の中に彩る緑や蒼き湖たち。
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パレットに入った絵具のような湖が無限に広がっていく。
世界で唯一、ブラジル北部だけに広がる、鮮やかな絶景の始まりだ。
             ノムラテツヤ拝
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