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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

みらい

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今、大変なことは、いつかの良き日のために続いている。
永遠に続きそうに見えることも、必ず終わりがやってくる。
だから、この瞬間を大切に。その積み重ねを「未来」と言う。
          ノムラテツヤ拝
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太陽の石

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世界で最も有名なモノリス(一枚岩)のひとつ、それがメキシコシティに現存する「太陽の石」だ。
アステカ時代に作られたもので、24トンの玄武岩に、直径約3.6メートルの円形のモチーフが彫られている。
中央には、大地の神トラルテクトリの顔が描かれ、四方は、ジャガー、風、雨、水のシンボル。周囲は左回りに260日暦を構成する20枠が記され、方角を表す8つの三角形は全世界を象徴する。
中心から東西南北、四方八方に伝播していったコロナウィルス。でも、どれだけ拡散しようとも、最も外側でとぐろを巻く火の蛇を越えることは出来ない。それこそが、僕らの意識変革。昨日も書かせてもらった通り、「周りの幸せのために、僕は何が出来るのか?」その自問自答こそが、明るい未来を引き寄せていく。
                ノムラテツヤ拝
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溶岩の川

アグア火山夕焼けN5

10年前にここを訪れた時は、溶岩の川が足元を流れていた。みんなで持参したマシュマロを焼いて食べたっけ。
溶岩の川横でM2

今年は、山頂から流れる溶岩の川が、10本もあった。山は同じように見えて、いつも違う顔を見せてくれる。
そこに気付いて楽しめると、自然は無限の広がりを持ちだす。グアテマラ屈指の活火山、次回はどんな顔を見せてくれるかな?必ずまた戻ってきますね!
           ノムラテツヤ拝
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溶岩の川

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シュー、シュシュー、スパーン、一斉に火砕流が飛び散る。
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山頂からは6本の溶岩川が流れ、煙を巻き上げながら下へ下へと大地を削っていく。
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「地球は生きている」と、火山を見ているとよく分かる。麓で耳を澄ませば、呼吸の息遣いまでも、はっきりと聞こえてくる。僕たちはどんな時もひとりじゃない。地球がいつも僕らを応援してくれている。
             ノムラテツヤ拝
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天気の子

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今まで何度、この人に助けられただろう。
パタゴニア、マチュピチュ、ウユニ塩湖、アイスランド、イースター島。いつも、困った時は、傍らに「ひろちゃん」がいた。
今から10年前のパタゴニア旅で、ひろちゃんはある神秘体験をした。それ以降、不思議なことに、「天気」を自由自在に動かせるようになった。
「そんな馬鹿な」
今までどれだけの人々が、そう言って疑いの目を向けながらひろちゃんと旅したことか。でも、旅が終わる頃には、99%の人が、その力を目の当たりにして頭を垂れた。
グアテマラの活火山Pに登っているもそうだった。麓からはまるで屋久島のような深い霧に覆われ、1m先が見えるか見えないほど。口数が少ないまま、一歩一歩登っていくが、誰の目にも今日の登山は失敗に思えた。僕の後ろをヒーコラ登ってくるひろちゃんは文句たらたら。「なんで俺がこんな辛い思いをして登らなきゃならないんだ・・・」
「ひろちゃん、頂上で天気の子を見せるチャンスですね」
「うるせぇっ」
そんなやりとりを経て、なんとか頂きへ。相変わらず濃霧に覆われ、皆の顔は落胆した。
ひろちゃんを見ると、天へ手を高々と上げ、祝詞をあげている。拍手を4回ほど打った1分後、雲間から薄い光が差し込んだ。
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「みんな、来ますよ、空を見ててください」
雲はまるで神々に指令されるように、一気に動き、谷間を流れ始める。
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ものの30秒もたたないうちに、すべての雲が消え、目の前にP火山が雄姿を現した。
「みな、ひろちゃんに盛大な拍手を」
「おぉぉ~」、登頂した面々、ガイドたちからも拍手喝采だ。
「おいテツヤ、見たか。おれって、本当に神様に愛されているよな」
自信満々のドヤ顔で、ひろちゃんは、僕を見下ろした。
「だって、神様なんでしょ」
「おっと、忘れてた。そうだ、俺、神様だった」
               ノムラテツヤ拝
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