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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

文化発祥地

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文化を表すCulture、その語源はラテン語のcolere(耕す)から来ている。
では、「文化の定義」とは? 住居跡や神殿跡など、人間が作り上げたものがあることが挙げられるが、1万2000年前のギョベクリテペは、その痕跡が明らかに見てとれる。すぐ脇の遺跡は1万5000年前という年代測定が出ているので、これからは3000年の間で、何が起こったのかも、比較することで、少しずつ分かってくるだろう。
シャンルウルファの町は、由緒正しきアブラハムの生誕地でもあり、文明発祥の聖地。夕方には筋雲が焼け、帳が下りれば宝石のように、町全体が輝いた。
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そういえば、ギョベクリテペ遺跡にカメラを向けていたら、現地のテレビ局に取材されて、急遽、出演することに。
「どうしてあなたは、こんなところへ?」
何だか見たことがある企画だなぁ~、まさにトルコ版「Youは何しに日本へ」だった。
楽しみにしていたトルコの旅がもうすぐ終わり。明日からの第二部は、まだ足を踏み入れていない、中欧各国へ向かう。
              ノムラテツヤ拝
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精神の社

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1万2000年前の人々は、ギョベクリテペで何を祈っていたのだろう?
伊勢神宮、出雲大社のような、大きな祈り場を形成し、狩猟をしながら明日の狩りの成功を祈っていたのだろうか? そのために労力を尽くし、ここまでの大きな社を作った意味って、一体何だったのだろう?
ひょっとして、その鍵を握るのは、安心感なのかもしれない。母親に抱きしめられている時の子供は、常に安心という揺りかごに抱かれている。では、大人が心から安心感を得られる場所は? 家族、親子、そしてこの世を作り上げたサムシンググレートや神々の存在と繋がっていると実感すること。
もし、このギョベクリテペが、三内丸山遺跡のように、とても豊かな猟場だとしたら、人々は食べることの次に、精神的な充足を満たそうとしたかもしれない。
「僕らは何処から来て、何処へ向かうのか?」 
昔も今も、自問自答することの本質は、根源的に変わらない。星々が輝く中、そんなことをぼんやりと考える。
                   ノムラテツヤ拝
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宇宙人?

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世界最古の人間の像が、ギョベクリテペ遺跡から発掘された。約1万年前に作られたというそれは、あまりに精巧で匂いたつような気品を兼ね備えていた。指を体の前で組む姿は、古今東西で出土する祈りの形、または無抵抗(友好)の印だ。
壁には、男性器を頭にした人間が、赤ちゃんを産んでいる姿。
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動きだしそうな躍動感あるオオカミと足から出ている何か、
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極めつけはT字型の像の側面に三本指の手が見事に彫られていた。
これって、まさに宇宙人? 宇宙人が世界を作る。これはシュメールやムー大陸、アトランティス時代から語り継がれてきた話。それが、世界最古の神殿から出てくる現実に、僕は呆然と立ち尽くすしかなかった。
なんて面白い遺跡なんだろう。来年、この聖地に行くツアーを開催しようかな。縁のある人々で、この神殿を思いっきり感じたいと思う。
               ノムラテツヤ拝
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祈りのDNA

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右巻きの遺跡、左巻きの遺跡。グルグルと巻き上がる、目に見えないエネルギー。
ギョベクリテペ遺跡は、まだ全体の10%しか発掘が進んでおらず、お隣のマウンドを最新の年代測定法で調べると、1万4500年~1万5000年前の数値が出た。
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太古の昔、人は狩猟をしながら命を繋いできたが、農耕文化の伝播により定住するようになった。毎年の作物の出来、不出来で、雨乞いなどをするため神殿を建て、神と繋がる祈りの文化が始まった。
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これが今までの定説だ。だからこそ、神殿の周りには、必ず住居跡がある。でも、このギョベクリテペ遺跡の周りには、神殿はあっても、人が住んだ形跡がまったく見当たらない。つまり、人間の歴史を根源的に問われているのだ。
「人間は狩猟の時代から祈りと共に生きてきた」。それを言い換えれば「人間には祈りというDNAが組み込まれている」ことになる。
キツネやオオカミのレリーフは、きっと黄泉の象徴。
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T字型のレリーフの側面には、長い腕のようなものが刻まれているから、人間を表しているのだろう。
説明文の書かれた復元図を見るが、どうもしっくりとこない。僕たちが見落としている決定的な何かがあるはずだ。風がまた強くなってきた。この地の神々が、最古の神殿が、またゆっくりと話し始めた。
            ノムラテツヤ拝
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世界最古の神殿

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人類史を変える大発見がされた。
トルコ東南部のシャンルウルファ、その北東12キロ地点に「ギョベクリテペ」遺跡が見つかった。2018年に世界遺産に登録されたが、その構造物の年代が、なんと1万2千年前、日本で言うところの縄文時代の早期に当たるのだ。
現在見つかっているのは、旧大陸であればマルタ島の古代遺跡が6500年前、新大陸であれば、ペルー周辺の5500年~6000千年前の神殿跡。そのほとんどに足を踏み入れ、自分で感じてきたが、なんとその倍の1万2000年前なんて。まさにムーやアトランティスまで遡ってしまっているのだ。
「そこには、一体何があるのか?」 
それを今回自分の目で確かめに来た。シャンルウルファの宿に荷をおろし、すぐにタクシーを捕まえて現場へ。んもう、体
がうずうずして仕方ないのだ。
ものの20分ほどで到着し、長い山道を登っていくと、遺跡のマウンドが見えてきた。
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「ギョベクリテペ」とは、トルコ語で太鼓腹の丘を意味する。その大きくえぐられたような遺跡をのぞき込むと、そこには12本の巨大なT字型の建造基部が、円形を描くようにして埋められていた。
「これが1万2000年前の建造物???」
でも最新の科学的測定法を使っているので、ほぼ間違いはない。遺跡を見る楽しさ、それは写真を見ているだけでは、動画を観察するだけでは、決して分からない。だって、分からないことがあれば、目の前の遺跡自体に聞いてみれば良いのだから。
あまりに重大な真実が岩壁から、動物をかたどった彫刻から響いてくる。
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おおむかし、この世界は・・・・
考古学って、文化風習って、人類って、なんて面白いんだろう。僕は砂地の大地に座り込み、そこの声に耳を澄ませた。
             ノムラテツヤ拝
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