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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

新世界写真464

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満天の星が夜空を覆う。天の川が天頂を走り、ポラリスが高い位置から輝いた。
宿の向こうに怪しい雲が。もしかしてと手持ちで写真を撮ると、そこには緑色のオーロラが映っていた。
参加者の皆様に着替えてもらい、早速見晴らし台へ。曙の女神は、着くのを待っていたかのように踊り始めた。オーロラベルトの北側でゆらゆら揺れたかと思うと、もう一本のオーロラを産み落とす。揺れる光の輪郭は、緑、黄色、赤、紫と色が自在に変化。やっぱりオーロラって、自然界屈指の芸術なのだと思う。今日も女神が、夜空のキャンバスに、極北の色を塗り重ねていく。
ノムラテツヤ拝
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新世界写真463

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好き。やっぱり、僕はパタゴニアが好き。
チリとアルゼンチンにまたがる南緯40度以南の大地「パタゴニア」。
ブエノスアイレスからカラファテへ飛ぶと、柔らかい空気感が出迎えてくれた。
アルゼンチン湖のほとりで朝日。雲がピンク色に染まっていく。
翌日は陸路でチリへ。普段は天候の悪いパイネ山麓も、参加者の皆さんの力で晴れわたる。
「てっちゃん、俺、パイネの晴れた姿初めて見たよ」とひろちゃんもご満悦。
イエルバネグラの花が盛りを迎え、数年前に火事になった場所も、自然を取り戻していた。
「おかえり」
パイネの風から言葉が聞こえてきた。
「ありがとう、ただいま」
頭を下げると、風は僕の体をクルクルとまわった。
ノムラテツヤ拝
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新世界写真462

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450年前、一人の男が岐阜へ入場した。
戦国武将の織田信長だ。
この地はまだ井ノ口と呼ばれ、金華山のてっぺんに立つ城は「稲葉城」。
そこに信長は妻の濃姫と共に10年の歳月を過ごした。
世界中を旅したポルトガル宣教師ルイス・フロイスの記述にこうある。
「ポルトガルやインド、日本の他地域の宮殿・居館の中で、最も精巧かつ豪華な作りであり、信長の宮殿は非常に急峻な山に建つ」と。
青空が広がったので、麓から駆け足で岐阜城まで登った。途中、赤い実をつけた「たまみずき」が森を彩り、まるで紅葉しているかのよう。金華山の頂に立ち、久々に岐阜を見下ろすと、長良川という龍が町を貫いているように見えた。まさに臥龍「龍の眠る地」と呼ぶに相応しい姿だ。
信長は天下統一を夢見ながら、この地を名前から変えていった。
岐阜の岐は、武王の生まれた岐山から。阜は孔子の生まれた曲阜から。つまり文武両道の町にしようと名付けられ、楽市楽座によって日本有数の活気ある町を作り上げた。
別れ際、信長がルイス・フロイスにかけた言葉がまた良い。
「岐阜へは何度も訪れよ」。
 ノムラテツヤ拝
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新世界写真461

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日本にはまだ誰も見たことのない絶景が数多く存在する。大切なのは視座。どうやってこの美を表現するのか?
自分の頭で考えるのではなく、自然の声に寄り添うこと。すると、必ず思考を超えた視点が与えられる。
自然も、動植物も、人間も同じ。相手に寄り添い、その声を大切にしていきたい。
 ノムラテツヤ拝
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新世界写真458

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今まで世界中、日本中で夕日を撮影したが、僕は天草からが好きだ。柱状節理のようなゴツゴツした岩が赤く染まり、200度は広がる水平線に線香花火色の玉が落ちていく。波の音は穏やかで、すぐに生命は同化する。ワンネスという言葉が使われて久しいが、僕の感覚ではただ溶けるという感じ、「メルト」の方が近いかな。
写真の師、星野道夫さんが友人のKさんと二人で夕日を撮影していた。Kさんが、こう聞いた。
「なぁ、道夫、どうやってこの美しい夕日を愛する人に伝えるかい?」
「なにもしない、この美しい夕日を見て、心が震える感動をする。そして感動によって自分が変わる。その姿を見てもらって、今日の夕日がいかに美しかったのかを愛する人に感じてもらう」。
僕が師から聞いた大切な話のひとつ。大切なのは目に見えるものではなく、むしろ目に見えない方なのだと。
ノムラテツヤ拝
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