復元のちから2023-04-24 Mon 09:05
![]() 人間の飽くなき探究心ほど凄いものは無い。 最後の晩餐から溢れ出る力、これをボロボロの状態から復元したというのだから、恐れ入る。 ![]() この絵の鍵は、やはりテーブルの下。 ![]() タンゴではないけれど、足に感情が込められている。 ![]() 昔の写真を見ながら、どのようにして復元されていったのかを観る。 ![]() ダビンチが描き、絵筆を置いた時の風景が、ありありと想像できた。 ![]() 今見ているものが本物ではない。 ![]() 当時は一体どんな色だったのか?そこに人々は飽くなき好奇心を寄せるのだ。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
最後の晩餐2023-04-23 Sun 16:29
![]() イタリアのミラノへ来た理由、それはドゥオモと須田敦子さんを感じるため。そしてもうひとつ、大切なミッションが、ダビンチの「最後の晩餐」だった。復元された絵が、一体どれほど迫ってくるものなのか体感したいと思った。 サンタ・マリア・デッラ・グラツィエ教会内の壁画「最後の晩餐」は、完全予約制で1クールが15分、最大人数が30名と厳格に決められている。何とか予約を入れ、当日出かけてみる。入口でバーコードを見せ、中へ入っていく。 ![]() はやる気持ちを押さえながら、一歩、一歩。そして遂に御対面。ぼんやりとライトアップされた巨大な壁画が。そう、あの教科書にも載っていた見慣れた壁画、ダビンチコードの鍵となった聖なる絵が眼前に現れた。 ![]() 首を少し上へ向け、12使徒の動きを追う。キリストとマリアの間のV字や、ユダの位置関係、そこにダビンチの思惑が隠されていると言われているが、いかんせんデカイ。30名の観光客は最前線で食い入るように見ているが、僕は一番後ろに下がって、その絵を視点をずらして見つめた。 ![]() 「僕がもしダビンチだったら、、、」、これは芸術作品の前で、いつもイメージすることだ。僕がもし作者だったら、遠くから見ても分かるよう、、絵を通して象形で文字を作るだろう。そんな風に想っていると、不思議なことに色々なイメージが全身に降り注いできた。これがダビンチの想いなのか、降り積もる人々の想念なのか、この教会の記憶なのか、それは分からない。でも、僕が知りたいこと、教えて欲しかったことは、しっかりと受け取りました。やはり、どれだけ有名なモナリザにしても、最後の晩餐にしても、バーチャルではなく、リアルで。他人ではなく、本人の肌で感じること。その積み重ねこそが、人生の最高の宝となっていく。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
ライティング2023-04-22 Sat 17:10
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もうひとつのピエタ像2023-04-20 Thu 18:53
![]() ミケランジェロの作品で最も好きなのは、バチカンのピエタ像。 あの優美な曲線と、あふれ出す愛は、他の追随を許さない。でも、ミラノにもうひとつのピエタ像があるという。それもミケランジェロ最後の作品だと。 ![]() もちろん、すぐさま出かけると、それは未完の美を放っていた。ミケランジェロは最後の最後まで真摯に石と向き合い、その中にある命をまるごと取り出そうとしていたのだ。 ![]() それがありありと感じられる丸みと艶やかさだった。バチカンのピエタ、ミラノのピエタ、まさにまさに2つで1つの対だった。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
ひかりのいずみ2023-04-17 Mon 16:49
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