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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

青空市場

青空市場

ルアンパバーンの醍醐味は托鉢だけじゃない。
朝、路地で開かれる青空市場も、たまらない。
タニシ

タニシが袋いっぱいに詰められていたかと思うと、サザムシも売られている。
サザムシ

メコン河で取れた川海苔がマリモのように丸くされ、ピカピカの野菜が脇を飾る。
川海苔

イモムシやヘボ、リスや鳥も、無造作に置かれているあたり、唸ってしまう。
ねずみ

さすがフランスに占領されていただけあって、美味しそうなフランスパンが積み上げられていた。
フランスパン

そして、懐かしい。
昔フィリピンで食べて驚いたカイルーク。
カイルーク

これは孵化直前のひよこを食べてしまうという料理だ。
背骨がコリコリしていて、これはこれで、美味しいのだけれど。
市場を回った後、プーシーの丘を登った。
プーシー展望台

展望台からはルアンパバーンの街並みが一望出来、のほほんとした気分にさせられる。
ルアン遠景

夕日がゆっくりと落ちてゆく。
さぁ、ラオスの旅は終わり。
明日からはタイのバンコクへ場所を変える。
                        ノムラテツヤ拝
ゆうひ
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托鉢の力

行列2

托鉢の行列が続く。
後ろからみるとこんな感じ。帯の締め方も千差万別。
おび

喜捨のおすそ分けを頂くため、犬も歩く。
犬も散歩

裏通りでも、托鉢は同時に行われている。
裏通り

後ろ姿は帯無しだ。差は何かあるのだろうか?
後ろ姿

僧侶の足を見ていて、気づいたことがある。
裸足で毎日歩いているのにも関わらず、妙にみんな足が美しいのだ。
僧侶の足

本来持っている美というか、何かそんな力強いものを感じた。
何か用かしら?
テーブルの上で、椅子がこちらを見つめていた。
                    ノムラテツヤ拝
スーパーマン犬
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托鉢風景

朝5時

朝5時に起床。
あたりはまだ真っ暗。街灯もないルアンパバーンの町は静まり返っていた。
目的地の路地へ行くと、現地民のおばさんが、かごに何かを入れていた。
覗き込むと、米がびっしりと詰めてある。
托鉢用のもち米

そう、ここルアンパバーンは寺院が多いことで世界遺産になっているけれど、より旅行者を惹きつけるのは、未だ托鉢風景が見られることにある。
朝の風景

そして6時前、薄明かりになってきたところで、寺院からオレンジ色の袈裟を来た僧侶たちがメインストリートに姿を現した。
托鉢

こっちの寺院からも、そして向こうの寺院からも、一斉に僧侶たちが歩きだすのでその姿に目を奪われてしまう。
メインストリート

現地民のおばあちゃん、お母さん、子供が一人一人の僧侶に米を与えてゆく。
喜捨

仏教用語で言うところの喜捨のこころだ。
ひとり、またひとりと、肩に下げた銀容器に入れてもらう。
喜捨2

ふと、右を見ると、オレンジ色の直線が遠くから続いていた。
朝の托鉢風景は、人々の慈悲の道でもあった。
                            ノムラテツヤ拝
行列
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エレファント

エレファント

凄腕のフレンチシェフがいる。
ルアンパバーンで1番と評されるフレンチレストラン・エレファントへ向かう。
町角に建つ黄色の外壁が印象的、シンボルも、また可愛らしい。
エレファント2

中は、ルアンパバーンとは思えないほど洗練された雰囲気に、心のボルテージが上がってきた。
エレファント室内

フレンチとローカルフードの2種類を頼む。
まず出されたのは、ローカルの蒲鉾。
バナナの葉包み

バナナの葉っぱに包まれ、開けると、高野豆腐のような穴の空いた蒲鉾が。味は薄いながらも、上品だ。
かまぼこ

紫のもち米、カオニャオは勿論出され、味もルアンパバーン1だ。
紫もち米

オラーム(肉と野菜の煮込み)はラオスでも、ここルアンパバーンだけの名物。味は、臭豆腐のような発酵臭もして、絶品。
オラーム

そして本格フレンチが、パンプキンスープと共に始まった。
パンプキンスープ

出されたフランスパンは、外側がカリカリ、中はドイツパンのようにモッチリして、まるでフランス。さすが仏が占領していただけのことはある、と顔がほころぶ。
絶品フランスパン

豚のフィレミニョンには、マッシュドポテトも付けあわされ、最初から最後まで味が津波のように襲ってくる。
肉りょうり

魚もワインソースと共に秀逸。タチアテッレと一緒に出された。
間違いなく、ここがルアンパバーンで、ナンバーワンだろう。
ぜひ行かれたし!
                        ノムラテツヤ拝
魚りょうり
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ユートピア

ユートピア看板1

ルアンパバーンに世界屈指の素敵なカフェレストラン&バーがある。
町の裏通りに、ひっそりと看板が建てられている。
名前はユートピア。
竹富島のような細い路地をゆくと、また電信柱脇に看板が。
看板2

メイン通りから、歩くこと10分くらいだろうか。
ようやくユートピアの入り口に到着した。
ユートピア入口

ここは大好きな友人が教えてくれたお店。
「見晴らしが良いから夜よりはお昼に行くことを勧めるよ」と。
なるほど納得。中はくつろげるように、色々なグッズが置いてある。
ユートピア中

そして森の中に、まるで吊るされているかのようなデッキで、みながくつろいでいた。
目の前にはメコンの支流、カーン河が流れ、なんともたおやか。
ユートピア中2

僕たちが座ったところに、ひとりの男性がいた。
話しかけると、なんとここのオーナー、カナダ人のデリックさんだった。
日本の秋田と鹿児島に住んだことのあるデリックさんは大の日本びいき。
「もてなしの心、ユニークさは世界一だ」と太鼓判を押してくれる。
今から8年前、この広大な土地を150万円で購入し、今まで2回、メコンの氾濫によって立て直しを余議なくされたという。
「でも、僕はここが好きなんだ。あくせく働くよりも、こんな温かい風に揺られてみんなとゆっくりと暮らす」
ただデリックさんも、心配ごとがある。
「最近はメコンの水量が減ってね。みんな温暖化のせいにしているけれど、実は中国のダム建設によって、水量が減ってしまっているんだ。何とかしないと」
みんな自分の愛する場所で、いのちを燃やしている。その姿が、まぶしかった。
数日後、中国のダム問題がCNNで取り上げられ、メコン流域の国々と中国が水量の権利の調印をしていた。
デリックさんが幸せにここい暮らしていけることを祈っています。
                           ノムラテツヤ拝
デリックさん
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