キャビンでの日々2009-02-05 Thu 00:12
雲の隙間から朝日が染みるように飛びこんでくる。
南極ブナの樹皮に、いぶし銀のような光が当たり、森は少しずつ活気づいてゆく。 鳥は囀り、虫は飛び、雲が流れる。 氷河隊が終り、森に戻ってきてから、一度だけ町に出かけ、買い出しをし、友人宅で夕飯を御馳走になった以外は、ほぼキャビンで過ごしている。 いつもは一晩寝たら確実に元通りになる体が、今回はちょっと時間がかかっている。 その理由は痛いほど分かる。 ツアーも終わりにさしかかった最終日の前日、喉は痛み、睡眠不足からか全体的に倦怠感に襲われていた。喉に痛みを感じ、体が強く休息を求めていた。 でも、僕は最終日までは何とか元気な体を保てるように、気の先生から教わった禁断の扉を開かざるをえなかった。 「てっちゃん、どうしても、どうしても体を元気にしておかなきゃならないときは、全身のあるポイントに、高く細やかな気を入れるんだ。そうすると体は元気になったと勘違いし数日間、気の張っている間だけ、すこぶる元気になるから」 でも、副作用はある。 それが無理に体を使った代償となった。 22歳の時、初めてアラスカのツアーアテンドをさせてもらって、はや12年の時が過ぎようとしている。 アラスカ、ペルー、イグアス&イースター、中米、パタゴニアと毎年有難いことにさせてもらい、今年は南アフリカやハワイが出来れば良いなぁ~と思っている。 そして今、僕がワクワク、ドキドキしているのが、ペルー・夢のツアーだ。 隊の名前はもう決まっている。「カブリート隊」。カブリートとは、ヤギのこと。 ペルーは、やはりマチュピチュとナスカ、ティティカカが有名で、殆どの人がそこを目指す。だがもっと魅力的な場所が、ペルーには多々あるのだ。 今までぺルーのローマス隊やナスカ隊に参加してくれた人を数えてみると合計135名。 この人たちにメールをうち、もしも縁のある人がいたら、この人たち以外にも募集をかけさせて頂ければと思っている。 ペルーの北部には、マチュピチュ以上の遺跡、そしてミルクの味がする絶品ヤギ料理がある。 一度だけその肉を食べたことがあるが、口に含んだ瞬間「生まれてきて良かったぁ~」とため息が出た。 更にぺルー料理の神髄、セビーチェやカニ料理を始めとする魚介料理は、ほぼこの北部発祥と言っても過言ではない。 マチュピチュやナスカは行かずに、ペルーの北部だけを、遺跡、純真無垢なエネルギースポット、そしてひたすら美味しく旬なものを求める旅。 それが阪根ひろちゃんとずっと温めていた夢だ。 今月の中旬からロケハンに入り、今年か来年の初めあたりで、告知できると思う。 それまでに、体を元気満タン、元通りに戻さないと。 木々の間を風が遊び、葉っぱが手を振っているみたい。 瞑想し、全身の気を計ってみる。 森は、自然は、今日も応援してくれている。 感謝、感謝。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキング」ボタンをクリックお願い致します! 人気ブログランキングへ |
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