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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

デミグラスソース

納豆完成(c)

どぉぉぉ~しても、ビーフシチューが食べたい。
「思ったら何としてでも、意地でも作る」。これが僕の信条だった。
チリに住んでからというもの、大好物の納豆から始まって、大根の煮付け、ソーメン、野菜の揚げびたし、カレーライス、シャケ南蛮漬け、冷やし中華、パエリアなど、工夫しながら作ってきた。けれど、ビーフシチューは、未だ作れず。
冷やし中華完成(c)

なぜなら、日本で簡単に手に入るデミグラスソースが、チリには皆無だから。
デミグラスソースの作り方をネットで探しても、2日間煮込むとか、時間のかかるものが多い。
そんな矢先、中濃ソースを使うことで、簡単にできることを知った。有難いことに、日本を出国する時に中濃ソースは持ってきていた。
今日は昼から台所へたち、まずは野菜を切り刻むところから始めた。
一通り用意が出来たら、まずはフライパンにバターを敷いて、玉ねぎのみじん切りが飴色になるまで弱火で炒める。小麦粉をふるい、もうひと炒め。そこにホールトマト、中濃ソース、コンソメ、水、醤油などを入れる。
かき回しながら、味を見る。
どうも味の奥ゆきがないので、チリ産の美味しい赤ワインをたっぷり入れ、アルコールを飛ばす。ペルー産の岩塩を入れて、しばらく煮込むと、デミグラスソースっぽくなってきた。
うん、簡単! 40分ほどでデミが完成し、次はビーフシチュー作り。
デミさえあれば、あとはいつも通り作ってゆくだけ。
フライパンに油をしいてニンニクを炒める、次に塩もみした牛肉の角切りを入れ、表面が焼ける程度で鍋に移す。鍋に赤ワインを入れ、肉をじっくり焼き上げてゆく。
フラインパンには玉ねぎ、ニンジン、マッシュルームを投入し、ズッキーニと茄子もあったので、角切りにして入れる。焦げ目が出てきたところで鍋へ。
そしてさっき作ったデミグラスソースと、水を少々。
日本では面取りするジャガイモも、チリのジャガイモは煮崩れしないので、そのまま煮出ってきた鍋に入れるだけ。これで甘みが確保されるだろう。岩塩、胡椒で味付けして、ローリエの葉っぱを入れる。
あとは、弱火でクツクツ、クツクツ、かきまわしながら待つだけ。
今夜は念願のデミグラスソース使用のハヤシライスと美味しい赤ワインになりそうだ。
ハヤシライス完成(c)

夕方、チリクワガタに変化があった。
昨日、森の中でチリクワを捕獲し、家に戻ってから段ボールにおがくずを入れた。そしてチリクワの好きな樹木・コイウェの枝を数本入れて、簡易飼育箱を作った。
コットンに砂糖水を含ませたものと、甘い桃を入れてみたが、気がたっていたのか、まったく口にすること無く、夜が過ぎていった。
そして、今、何気に箱を覗いてみると、何とチリクワはコットンに口を付けて、砂糖水を吸っているではないか。なんだか嬉しくなってしまった。
今日もこれから森の中を散策してこよう。
                                ノムラテツヤ拝
今朝のチリクワ(c)
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テーマ:食べ物の写真 - ジャンル:写真

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