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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

カブリート完食

カブリート(仔ヤギ)(c)

完食。
チクラヨに4泊したうち、7食のカブリートを食べた。
ランバジェーケのレストランから始めて、チクラーヨの高級レストラン、カヤンカ村で味の感じを掴む。そして運命のモンセフ村。
「カブリート(仔ヤギ)は、土日に食べるんだ。もし平日なら予約してもらえば作るよ!」
いかにも食べるのが好きそうなペドロの言葉に、のった。
翌日、予約をしてペドロの店へ行ってみると、薪でしっかりとカブリートを調理している。
味は、きたあぁぁぁ~
ミルク、肉の味がまさに深く濃厚で、まろやかなミルクなのだ。コスティーヤと呼ばれる骨の部分だったのも、さらに美味さを増した。これでペルー北部のツアーが完成する。今年の末か、来年の初めの頃に、しようと思う。
絶品カブリート(c)

チクラヨを充分満喫させてもらってから、朝一番の飛行機でリマへ。
リマの雑多な空気感に体を慣れさせながら、夜、ひろちゃんと一緒に、トシローさんの店へ行った。
そこで、大きな生カキ(レモンと岩塩で味付けされたもの)に白ワイン、お寿司を頂き、そのままひろちゃんの家へ。
生ガキ(c)

部屋に入れてもらうと、弾丸のように愛犬のスピカちゃん寄ってきて、いらっしゃいとペロペロと顔を舐めてくれる。
いらっしゃい(c)

しばらくして、ひろちゃんがニンマリしながらやってくる。
「やっぱり、これしかないでしょ?」
出されたものに、僕はのけぞるしかなかった。
ここはペルー、首都のリマ。
お酒は、福井の銘酒、梵の大吟醸。
そして、輪切りにされた真っ白な魚の横にピラミッドのような米麹が乗っている。匂いは発酵系。日本屈指の肴がお皿の上に乗せられていた。
ゲンゴロウ鮒寿し(c)

「てっちゃんは近いから知ってるよな?」
「はい、鮒寿しですね」
「まぁ~、ペルーの鮒寿しを食べてみてよ」
僕の出身は岐阜。鮒ずしは滋賀県の琵琶湖で作られるものだから、子どもの頃から何度か食したことはある。けれど、こんなに大きく見事な鮒ずしは、見たことも食べたこともなかった。
「なんだか、でかいっすね」
「う~ん、まぁ、ゲンゴロウブナだけれどね」
出た、幻の、ほぼ絶滅しかけているフナ。鮒ずしの王道中の王道が、今、目の前に出されたのだ。
箸で端を少しつついて、僕はひろちゃんの前に土下座した。
「どうしたの? てっちゃん」
「参りました。鮒寿しってこんな美味いものなんですか?」
「まぁ~分かれば良いよ。これはそんじゃそこりゃの鮒寿しじゃないからさ」
スピカちゃん(c)

ひろちゃんの話を聞くと、ひろちゃんの友人が嵐山吉兆に勤めていたらしい。その筋で、今は仕入れるのが難しいゲンゴロウブナの鮒寿しを分けて貰ったのだという。
ラベルに、こう書いてある。
“伝統が創る琵琶湖の粋 鮒寿し”
滋賀県マキノ町で作っている魚治さんのものだった。
デザートはサンキと呼ばれる酸っぱい昆布のような品に、これまた酔った。
サンキ(c)

何しろ、自分は苦味と酸味に目がないので。食の都リマに、戻ってきた。
PS,以前に鍾乳洞を撮影したものにオーブ(たまゆら)が沢山写っていたので、併せてアップします。
                                   ノムラテツヤ拝
オーブが降る鍾乳洞(c)
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テーマ:食べ物の写真 - ジャンル:写真

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