クルーズの終わり2009-03-20 Fri 01:04
![]() サンラファエル氷河が遠ざかってゆく。 船はゆっくりと湾内を移動し、細い海道へ差し掛かる場所で氷河は見えなくなった。 ![]() 空にはうろこ雲が流れ、パウダースノーをかぶった山脈が行き先を塞ぐように鎮座する。 船内では、まだジャズの生演奏が繰り広げられていた。 僕は、赤ワインをもらい、デッキで風を浴びる。そして崩落で感動した心を、ひとつひとつ思い出し、刷り込んでいた。 席へ戻り、ザックから文庫本を出して、読み始める。ワインに酔ったのか、氷河に酔ったのか、僕はそのまま眠りの国へ。気づいた時には、外はもう薄暗く、夕食の時間が迫っていた。 船員が運んでくれた夕食は、焼きサーモンにチャーハン、マヨネーズのかかったササミ、そしてパンにプリン、飲み物は赤、白のワインだった。白をもらい、酔いを覚ます。 ![]() 船はプエルトチャカブコまであと1時間のところまで北上した。 左手には、行きは見えなかったマカ山(2960m)が、聳えている。まるで富士山のような鐘状火山に目を奪われた。 ![]() そして午後8時半過ぎ、13時間に及ぶロングツアーが幕を閉じた。 僕たちはレンタカーに乗り、州都コジャイケへ向かった。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタンをクリックお願い致します! ↓ ココをクリック! ![]() |
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