吉田のうどん2009-05-02 Sat 07:42
![]() 八重洲南口から高速バスで富士へ向かった。 天候は晴れ。東名で御殿場に近づくにつれ、富士山が見えてくる。 今年は雪が多いのか、まだ3合目くらいまで雪をかぶっている。 チリの生活では、目の前にオソルノ山が聳えていたが、同じ鐘状火山と言っても、オソルノは2000m台、富士は3776m、迫力はやはり富士が勝っていた。が、帰国してからずっと気になっていることがある。 日本の空の色が妙に薄い。春だから霞がかかっているのか、真っ青な青空というのもが見られない。 富士では・・・と楽しみにしていたけれど、やはりパステル調の青空だった。 パタゴニアで見上げた、あの突き抜けるような黒っぽい青空は、見られないのだろうか? 御殿場から山中湖経由で富士吉田へ。 ずっと食べたかったもの。それが日本一のうどんだった。うどんフェチの僕は、今現在、富士吉田が日本一のうどんどころだと確信している。 15年前から讃岐に通っているが、残念ながら、もうあの頃の讃岐を味わうことができない。 稲庭も一子相伝で良いけれど、気合いの乗った角がピーンと張った喉腰いのちのうどんでは無かった。 富士吉田のうどんは、その全てがある。 富士山の冷たい水で、茹でたうどんを締めると、化学反応が起こりネズミ色になる。 日本広しと言えども、ネズミ色のうどんは富士吉田だけだろう。 今回言ったのは、地元で今話題の花や、そして王道の美也樹で食べた。 ![]() はなやはざるうどんと湯盛りうどん。 ざるは角がたって、芸術の域。味も喉へドリルのように入ってゆく。 ![]() 湯盛りは神聖なお雑煮のような感じ。昔から富士登山客が身を清めるために食べられた暖かな味だった。 ![]() 翌日は所用を済ませ、やっぱり昼はうどん。 愛すべき店、美也樹へ。 ここは富士吉田でも長蛇の列ができる、人気店。 時間をずらしていっても、やはり少しだけ並んだ。 頼んだのは冷やしたぬきの天ぷらかけ。んもう、鮮烈、ノックダウンだった。 ![]() 今、食べられるうどんの中で、トップランクの味。 それが富士吉田にある。 うどんの聖地、富士吉田。まだまだ食べてみたい。 富士から岐阜への帰り道、富士は夕焼けに染まっていた。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタンをクリックお願い致します! ↓ ココをクリック! ![]() |
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