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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

蕎麦の津波

てんぷら(c)

そばの奥深さに魅了されながら8品目の天ぷらが出てきた。
ナスにエビ、そしてコシアブラにフキノトウ。
山菜の王様コシアブラは帰国後に食べたけれど、フキノトウは食べられず仕舞いだったので胸が躍った。衣の付き具合も完璧。食べるとサックリ中はホクホク、フキの苦味が後味で広がった。
コシアブラとふきのとう(c)

蕎麦の奥深さと同じくらい、天ぷらの揚げ方っていうのは深いと思う。事前に冷水に付けたり、温度を低温でジワッとあげたり、それぞれの工夫で成り立っている。
9品目は直球のザルが出される。妙に甘い付け汁が氾濫する日本には珍しく、出汁の味だけするシンプルな汁だった。
ざる(c)

そして出ました。10品目は蕎麦の世界で最も好きな、蕎麦がき。
本当は蕎麦湯に入っているものではなく、蕎麦がきだけで出されるほうが好きだけれど、こんな風に浮いているのも風雅だなぁ、と口元へ。蕎麦の味が、舌上でパツパツと爆発した。
そばがき(c)

11品目は、オリジナルの「銀糸そば」。みょうがなどの薬味が、封じ込まれた一品。
オリジナルそば(c)

12品目がオオバを刻んだ蕎麦ご飯。麦ごはんの麦の代わりに蕎麦の実を使用していた。
んもう、お腹がはちきれそう。
そばごはん(c)
そしてついにラスト、締めのレモンシャーベットに蕎麦の実がかけられていた。甘味は抑えられ、レモンそのものの味だけでシンプルに作られていた。
シンプルに作る。これはどれだけ手間をかけるかという事実に繋がってゆくのだ。
極上の蕎麦店が、岐阜市内にある。
いつやっているか分からないけれど、縁があればいらして下さいね。
それからはマダムの方々と2時間ほどおしゃべり。
それは懐かしく、やわらかい時間だった。
                                 ノムラテツヤ拝
レモンシャーベット(c)
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テーマ:食べ物の写真 - ジャンル:写真

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