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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

うだつ

オソルノの青(c)

春霞なのか、それとも元からこの色だったのか?
日本に帰国してからというもの、いつも空を見上げては、首をかしげている。
空の色って、こんなに薄かったっけ?
あのチリ・パタゴニアで毎日見上げた突き抜けるような青。群青色に近い蒼は、日本では見られないのだろうか。でも、、、とも想う。このパステルカラーが柔らかな日本文化を生んできたのかもしれない・・・・とも。
世界三大刃物の町が日本にある。それが実家から車で20分ほど先にある関市だ。
刃物会館に出かけ、正宗や正広の包丁を購入する。
日本屈指の和紙の里がある。関市の北の町、美濃だ。ここで、美濃和紙を何枚か手に入れた。
緩やかな、手間をかけられた物たちを見ていて、ギラギラの自然からでなく、優しい自然から生まれたのだと気づかされる。
美濃の“うだつの町並み”を歩く。
うだつの町並み(c)

うだつとは防火壁で、よくうだつを上げると形容されるもの。社会的に成功した人だけが、富の象徴として、このうだつをあげるのだ。うだつの街並みをにわか群衆が練り歩く。その絶妙な掛け合いを
見ながら歩いてゆくと、屋根瓦の上に小さな祠を発見。
「秋葉さま」。火防けや火伏せの神が、さりげなく祭られているのだ。
秋葉さま(c)

祈りの文化が、生活の中にある。外国ではなく、ジャパンの奥深さに心が動かされた。
こんな素敵な国に育ててもらったこと、環境にしてくれた過去の方々に手を合わせた。
甘味所「みねや」に入って、わらびもち(550円)を頼んでみると、目にも鮮やかな逸品が。味は甘味が極力抑えられ、後味にわらびもち独特の雅な香りが立ちあがった。これもやっぱりギラギラの自然からは生まれない一品なのだろう。
                                ノムラテツヤ拝
わらびもち(c)
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

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