山の先生2009-05-09 Sat 07:00
![]() 山の先生は、飛騨の丹生川に住んでいる。 空には大きな虹がかかり、千光寺脇を抜けて、大萱地区へ。 最後の坂を上るとOさん宅だ。車を駐車場へ入れると、柴犬のぷーちゃんが飛び出てきた。Oさんの愛犬だった。チャチャに逢いたい僕としては、ぷーちゃんにチャチャを重ねて可愛がる。 19時。Oさん宅で、宴が始まった。 飛騨の山へ向かうとき、僕はOさんとNさんと一緒に登ることが多い。 山のことを何でも知っているOさんから、いつも知恵を教えてもらっている。 「てつ、槍は綺麗だったぞ」 このゴールデンウィークに、Oさんは山岳ガイドとして槍ヶ岳にお客さんと共に登ってきた。 ![]() 巨大なテーブルに、コシアブラの天ぷら、こごみのマヨ和えがのり、飛騨の銘酒「氷室」が注がれた。 ![]() 「お帰りなさい。楽しみにしてたよ」 Oさんの奥様Yさんがほほ笑んだ。 ハタハタのフライ、畑で採れたアスパラも出てくる。 ![]() 海から、大地からのエネルギーが全身に巡ってくるようだ。 ![]() 「てつ、この肉何かわかるか?」 そこには馬刺しのような真紅の生肉があった。 食べてみると、口当たりが柔らかで、上品。 ![]() 「鹿の背ロースですか?」 「ちがうな」 答えはオーストリッチ。ダチョウだった。 「近くでダチョウを飼っている人がいて、今日分けてもらったんだ」 「玉子とかも有名ですよね?」 「なんでもダチョウは捨てる場所が無いらしいよ」 味は鹿に似ているんだけれど、後味の深みがちょっと違った。 Oさんは、いつも、いつも、僕をワクワクさせてくれた。 途中からもう一人の山の先生Nさんが夫婦でいらして、さらに場が盛り上がる。 「うちのおとうが、美味しいドブロクが飲みたいって言ってるんですよね」 「おぅ、まかせとけ」 数時間後、Oさんは沈没し、孫のレオくんと共に居間に転がった。 Oさん、今日も素敵な宴でした。心から感謝しています。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタンをクリックお願い致します! ↓ ココをクリック! ![]() |
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