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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

母の日

ざる豆腐(c)

今日は母の日。
おとう、おかあを食事に招待した。
向かった先はJR名古屋ツインタワーの12階。ここに友人のカリスマシェフがいる。
名はKくん。中華料理の達人、陳健一さんの愛弟子であり秘蔵っ子だ。
スーツァンレストラン陳の“スーツァン”は四川の意味。本格四川料理を堪能できるのだ。四川料理は辛いだけでなく、コショウの痺れが持ち味。おかあは数年前に連れて行って以来、ことあるごとに、この中華の店が美味しかったぁ、と呟いていた。なら、日本に帰国したことだし、母の日をKくんの料理の下で祝おうということになるのは自然の流れだった。
今まで何度か店に出向いては、Kくんお任せで食べているが、前回行った時は味に丸みが加わって、衝撃的に美味かった。「理由は分からない」と話していたKくん、でも僕はKくんに子供が生まれたこと?と深く関係しているような気がした。
店に入ると、すりガラス越しにメインシェフのKくんと目があう。Kくんが頭を下げた。僕も「久し振り」と頭を下げる。
予約席からは、名古屋の街を一望出来た。
おとう、おかあはマンゴーやら白桃のジュース。僕は紹興酒の陳年5年ものを梅干しを入れて頂く。
「おかあ、一年間御苦労さま。おかあが見守ってくれたいたお陰で、パタゴニアで最高の時間を過ごせたよ」
数日前、お墓参りに出かけて、先祖にも手を合わせた。頭を下げることって、素敵なことだと思う。有難う、有難う、その先に心を込めて下げる頭があるのだから。
第一品は、ざる豆腐とピータンのししとうソースがけ。
夏日の前菜に相応しい涼やかな盛り付けだった。豆腐の食感にナッツや小魚の硬い感触は何とも新鮮。バランスが良かった。
2品目は海鮮入りのサンラータン。四川名物の酸味の高いスープだった。本場四川で何度も食べているけれど、こんなに上品なサンラータンにはなかなかお目にかかれない。エビや卵、小さなアサリ、キノコにネギ、そこにピリ辛さが混ざり合った。結構、量があるのに、飲めば飲むほど食欲が湧いてくるから不思議だ。
サンラータン(c)

牛肉とイモの醤油炒め。見た目はホイコーローのような感じ。ただ後味に腐臭がするのは、きっと発酵した蒼白魚を使っているのかもしれない。なんとも麻薬的な後味だこと。
醤油炒め(c)

そしてオリジナルの海老チリ&蒸しパン。
酸味、ピリ辛、トマトの味もし、三位一体だった。蒸しパンに海老チリソースを付けて食べると、これまた高級なショウロンポーに早変わりした。
エビチリ(c)

そして、待っていました。Kくんスペシャルの、絶品焼きそば。
以前作り方を教えてもらったけれど、麺を最初に蒸して、茹でて、焼いて・・・・と心づくしの手間がかけられていた。だからこそ、この麺の弾力が出るのだろう。
火加減も強火で一気に決めないと、この味は決して味わえない。
Kくんスペシャル(c)

Kくんスペシャルを味わいボーっとしているところで、デザートは、変わり種のショウガプリンにヤマモモアイスだった。
ショウガプリン(c)

技あり。
甘いものが苦手な僕でも、生姜プリンは、するする食べることができた。もちろんブルーベリーとラズベリーが添えられたヤマモモアイスは酸っぱくて、言うこと無しの味だった。
ここで、母の日のプレゼントを渡す。
毎朝、父、母はコーヒーを美味しそうに飲むのが日課なので、ロイヤルコペンハーゲンのシンプルなコーヒーカップをおかあに手渡した。
おかあ、今まで自分を育ててくれて、いつも温かく見守ってくれて有難う。
今年も来年も、一緒に楽しい事を沢山していこうね。
おかあはニコニコ。その顔を見ているだけで、僕は極上の幸せに包まれていた。ありがとう。僕をこの世に産んでくれて・・・・・。
                                 ノムラテツヤ拝
ヤマモモアイス(c)
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テーマ:食べ物の写真 - ジャンル:写真

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