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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

どぶ

注ぐ(c)

どぶろくには、思い出がいくつかある。
飛騨のある家で、特区の人が作ったとぶろくがカメにいっぱいあった。
僕たちは乳酸菌発酵の、火入れしていないどぶろく酒をあおり、2時間後、歩けなくなった。
トイレに行こうとしても、四つん這いじゃないと進めない、あんな経験は生れて初めてだった。
それから、そのどぶろくを作られる人が病気で倒れられ、近頃は口に含んでなかった。
菌の死んだドブロクなら何度か飲んだけれど、舌上でパチパチと弾ける勢いあるどぶろくは、とんとお目にかからなかった。が、ついに、そんなドブロクが口内で弾け、おとうはコロンコロンに酔っぱらい、僕もポォーっと気持ちよくなる。やっぱり生きている菌というのは、叫ぶ出したいくらい美味いのだな、としみじみ感じた。
どぶ(c)

ここ一週間で飲んだお酒で、美味しかったものが、3つある。
1つは、スペイン産のカバのロゼシャンパン。
1つは、鳳凰美田の大吟醸
1つは、岐阜、根尾の銘酒、房島屋の無ろ過だった。
ほんと、日本って美味しいお酒が、溢れていると思う。
今日はこれから、愛知県を代表する酒蔵の社長と飲むことになっている。心から楽しみにして、名古屋へ向かいたいと思う。
あっ、その前に、写真集の打ち合わせの仕事をしなければならないんだけれど。
全ては自分が日々選択し、決定したこと。
ひとつ、ひとつを楽しんでいきたいと思う。
今日は、一日中、JALの機内誌の原稿を書いていた。
こんな晴れているのにぃ~と、青空を見つめながら・・・・・
                                    ノムラテツヤ拝
最高のドブ(c)
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テーマ:食べ物の写真 - ジャンル:写真

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