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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

伝説のうどん店

Wうどん(c)

富士に引っ越して、翌日に伝説のうどん屋へ出かけた。
以前から気になって、どうしても行きたかった店。名前はWうどん。富士は隠れたうどん激戦区。麺のこしも命がかかっていて、ほれぼれする。
富士山の伏流水で締めると、うどんの色は純白から蕎麦色に変わるのも、この地方の特徴だ。
Wうどんののれんをくぐると、これまたよくある、おばあちゃんの家風の作りだ。家族経営されているのか、おばあちゃんから若いあんちゃんまでみんなでうどんを作っていた。
うどんを作り、切り、茹でる大切な役は、やはり大将で、みんなで盛り上げている感じ。
最初に出てきたのは肉うどん。
肉うどん(c)

一口食べて、やられる。
うどんというよりもほうとうに近い。コシもゴムを噛んでいるみたい。
麺の四隅がピンとたち、時折ねじれている。
これはのど越しで楽しめる。噛まずに喉へどんどん入れていくと、ねじれがまるでドリルの役目を果たし、グルグルと入ってゆく。
次は冷やし麺。
あぁぁぁぁぁぁ、一目見て、これが僕の理想だと確信した。
ピカピカうどん(c)

食べてもしっかり小麦粉の味がして、さっきの暖か麺よりもさらにコシが強い。んもう、噛み切れないほど。
それにしてもどうだろう。このピカピカの輝きは。
今まで讃岐から始まって、地元のうどん屋、そして東北の稲庭、日本中でうどんを食べてきたけれど、ノムラテツヤナンバーワンの麺が、富士から生まれようとしていた。
ひとかみ、ふたかみ、みかみ。
じんわり広がる味に、確信した。
ここが、僕は一番好きだ。
富士に伝説のうどん屋がある。Wうどん店にしばらく通う日々が続きそうだ。
PS,このうどん屋は、漫画の美味しんぼにも出てきた隠れた名店です。
                                 ノムラテツヤ拝
うどんアップ(c)
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テーマ:食べ物の写真 - ジャンル:写真

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