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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

韓流

ケジャン

韓国料理が好きだ。
個人的には世界三大料理は中国、フランス、トルコではなく、まずは中国、フランスの2強、そして日本、韓国、ペルー、イタリアのいずれかが3番目に食い込んでくると思っている。
富士の宴で、韓国で日本語を教えている友達のAちゃんが、色々なキムチを持ってきてくれたので、今日はそれを頂くことに。
チャンジャ

日本でもよく見るチャンジャは分かるけれど、オオバのキムチなんて初めて見た。そして更に僕を驚かせたのがソフトシェルの沢ガニのキムチ漬け、名は「ケジャン」という。
今年の10月にAちゃんのアテンドで、韓国冷麺1泊2日ツアーを企画しているので、気を利かせて韓国で売っている冷麺も持ってきてくれた。
冷麺の世界は極めて深い。
まず考えなくてはならないのが、韓国と盛岡の冷麺はまったくの別物というもの。ここでは詳細は書かないけれど、盛岡は日本人が好むように独自のアレンジをしてきたのだ。
本場朝鮮半島の韓国、北朝鮮の冷麺は、ガツンとくる。
辛さもだけれど、その肉からとった深い出汁が、舌の上で踊るのだ。
冷麺は一般的に2種類ある。
水冷麺(ムルネンミョン スープ付き冷麺)と、辛冷麺(ビビンネンミョン スープ無し混ぜ冷麺)だ。(「ビビム」が混ぜるの意味)
僕は両方とも好きだけれど、どちらかと言えば、辛冷麺の方が食べていて幸せになる。辛味と酸味の融合が、見事にマリアージュするのだ。
ビビンネンミョン

夕飯は韓国尽くし。
チャンジャはパンチの利いた辛さに体の芯が温まり、ケジャンは少しだけ甘いけれど、コリコリと殻から滋味があふれてくる。ビールや日本酒のつまみにはピッタリだろう。
そして水冷麺は、肉でとった薄いんだけれど、どっしりした出汁味があり、辛冷麺も、これまた本場の味だった。
冷麺の主原料は蕎麦粉で、でんぷんや小麦粉、どんぐり粉などをつなぎとして練りあげる。
そして穴の開いたシリンダー状の容器で、麺状に押し出し、そのまま熱湯に落としてゆで、茹で上がった麺を冷水で冷やす。
蕎麦の風味こそ無いけれど、固めの食感は、いつも僕を虜にする。
Aちゃんが言う。
「凄いプレッシャーを感じますけれど、わたし10月にソウルへらっしゃるまでに水冷麺と辛冷麺を徹底的に探しますね」
今からとっても楽しみにしている。
韓国料理、いや朝鮮料理は、麺も、ナムルも、お酒(マッコリ)も奥深い。
                                ノムラテツヤ拝
ムルネンミョン
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テーマ:食べ物の写真 - ジャンル:写真

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