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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

宮鍵

宮鍵

富士から名古屋へ。
パタゴニアの大型写真集作成のため、名古屋の出版社で打ち合わせ。
社長と話していると、「よし、お昼に行くか」と誘われた。
出かけた先は、老舗中の老舗「宮鍵」。
あの池波正太郎さんが愛し、著書の中で「何度足を運んだか知れない」と書いている。
重厚な門構え、明治32年創業というから、もう110年の歴史を誇る。
頼んだのはうな丼、ひつまぶしと、特製の親子丼。
まず出てきたのが親子丼。宮鍵の奥様いわく、「うちのはひき肉が入ってて変わってるんですよ」とのこと。食べると、ホワンホワンの卵に、ひき肉が甘味を出す。何とも上品で気品ある味だ。
親子丼

次はひつまぶし。
これは食べて、飛んだ。普通ひつまぶしは3通りの食べ方で楽しむ。うな丼にして、うな丼と薬味を混ぜて、そして最後はお茶漬けにして。そのどれもが、絶品だった。
今までひつまぶしを色々な場所で食べてきたが、間違いなくトップ3に入るであろう味に、歴史と手間をかける美を感じた。
宮鍵ひつまぶし

そしてうな丼。これは、タレが甘かったので少し残念だった。
池波正太郎さんが愛したのは名古屋コーチンの鳥すきと親子丼、ひつまぶしだったという。
本物の食道楽が、ここに足しげく通う姿を、目を瞑って想像した。
                              ノムラテツヤ拝
宮鍵うな丼
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テーマ:食べ物の写真 - ジャンル:写真

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