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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

三嶋大社

しで

三島に仕事で来たついでに、源頼朝が庇護した三嶋大社へ出かけた。
町中に突然現れる鎮守の森、そこに三嶋大社の入口があった。巨木が立ち並び、うねるように根っこや、木の中に祠があったりする。
根っこ

アニミズムの世界、八百万の世界が、ビンビンと伝わってくる。
シデの下がったご神木の祠に手を合わせると、体中に鳥肌がたつ。ここに神様っているんじゃ?と思わずにはいられない鮮烈さ。
社

もうひとつの大木には、蝉の抜け殻が何個も何個もぶら下がっていた。
蝉の抜け殻

夏だなぁ~、耳をすますと、蝉の鳴き声が響いてきた。
抜け殻

池の脇を通り、しだれ桜の参道をゆく。鳥居をくぐると中はソメイヨシノの参道。ここは春になると随分華やぐんだろうなぁ~と想像しながら、入場した。
参道

拝殿と本殿は緑青色の屋根、造りもそれぞれ特徴的だ。本殿は流れ造りで切妻屋根、棟には千木、鰹木をつける権現造りだ。
右手に老木がある。近づいてみると、なんと金木犀だと書かれている。樹齢1200年の日本一の金木犀。根回り3m、高さ地上1mのところから2大枝に分かれていた。9月上旬から中旬に一回目、9月下旬から10月上旬にかけて2回目の花が咲く。その香りは2里(約8キロ)先まで届くと言われている。
岐阜の薄墨桜のように何本もの木でつがれている。1200年も生きる金木犀に、自然と頭を下げた。
金木犀

拝殿の前で祈ると、汗が噴き出る。強いエネルギーが体中を取り巻いた。
三嶋大社

ここは、由緒正しき、祈りこみのされた神社なのだと実感した。
後ろに回り、本殿を眺める。拝殿の大きな神社は数多いけれど、本殿の大きさは日本屈指。あの出雲大社と共に国内最大級を誇っていた。高さ23m、4mの鬼瓦が天高く突いていた。
                             ノムラテツヤ拝
本殿
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テーマ:自然の写真 - ジャンル:写真

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