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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

浜松蕎麦

蕎麦屋ふじ花

「うなぎも良いけどさ、夜は浜松で蕎麦っていうのも悪くないでしょ?」
うなぎツアーをしたいと打ち明けてから、モーリーはこの夜の蕎麦を決して譲ろうとしなかった。
そんなに美味しいお蕎麦なら、蕎麦フェチの僕としては有難い。
夕日が水平線に落ちてゆく中、モーリーの愛車マークXは、急に田圃道に入る。そして更に細い路地のようなところを曲がった。
「ここが、今夜の蕎麦屋さん」
駐車場から眺めると、そのログハウス調の建物は決して蕎麦屋とは思えなかった。
オレンジ色の光が漏れ、何とも温かい雰囲気。
「ここ、夜は予約制で、一組しか受けないから、僕たちだけってこと」
いやん、モーリー、素敵すぎる。
店内では、脱サラして、この蕎麦屋を建てたご主人と奥様が待っていてくれた。
一通り話しを楽しんだところで、「では始めても良いですか?」の言葉と共に、蕎麦会席の幕が下ろされた。
一品目は、そばがき。
上品に一口大の餃子型になっているそばがきは、味も容姿に負けぬ上品さ。
そばがき

2品目が蕎麦味噌焼き。もうこの味噌のあては日本酒しか考えられない。
そばみそ焼き

3品目はゴマ豆腐ならぬ、そば豆腐。
女性のふくよかなおっぱいみたいな姿に自然と笑みがこぼれる。
そば豆腐

そして変わり種のサラダ蕎麦が出て、田舎と更科の2色蕎麦の組み合わせ。
サラダそば

蕎麦はつなぎにうどん粉を使っているのか?と疑いなくなるほどの弾力。もっちもちのお蕎麦だった。
2色そば

そして蕎麦の実茶漬けは、宇宙食にもなっているアカザ科キヌアのような食感だった。
そばの実茶漬け

ラストが蕎麦饅頭。
蕎麦粉を入れたお餅の中に甘さ控えめのアンコ。その上に黄な粉を粉雪のようにまぶしていた。
「ここは、やばいね、モーリー」
「良いでしょ? オレ好きなんだよね」
「わたし、こんな美味しいお蕎麦初めて食べた」と、モーリーの奥様の天ちゃん。
みんな笑顔の夕食が、ゆっくり、静かに更けていた。
                                  ノムラテツヤ拝
そば饅頭
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テーマ:食べ物の写真 - ジャンル:写真

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