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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

アンデスの調べ

ぜんちゃんと

ペルーの首都リマに、宝箱のような博物館がある。
ミラフローレス地区の一角、緑色の壁面に「天野博物館」と刻まれている。
ツアーの仲間と天野博物館へ出かけると、ひろちゃんが待っていた。
「今日は別グループの人たちも一緒だけど、良いかな」と、船井幸雄さんのグループと一緒に、天野博物館の説明が始まった。
「うっす、久しぶり」
背後から声をかけられ、びっくり。
大好きで、尊敬して止まない白根全ちゃんが立っていた。
「どうしたんですか?」
「今日はちょっと頭蓋骨の撮影をしてて」
おもしろそう。みんながひろちゃんの説明を聞いている間、僕は全ちゃんの助手にしてもらい、手伝うことにした。
博物館の三階に、簡易の撮影場が築かれていた。
変形した頭がい骨を選び、それを撮影台へ。僕はレフ板を当てて、光の調整をする。
カシャン。
乾いたシャッター音が響いた。
「いいですねぇ~」
変形頭がい骨

骸骨って本当に綺麗だと思う。
天野博物館には、たくさん、たくさんあるので、全ちゃんは今度は顎付きの骸骨を持ってきた。
色っぽい。
頭がい骨から色っぽさを感じる自分は変かな?と思っていたら、全ちゃんも
「これってきっと女性だよね」
二人で笑い合った。
全ちゃんは自由人。
僕の夢は「死ぬまで遊ぶ」。この夢を後押ししてくれたのが全ちゃんだった。
「出来るとイメージした人から出来る。諦めなきゃ叶うよ」
全ちゃんの人生が、まさに“死ぬまで遊ぶ”だったのだ。
こんな素敵な男性と御縁が結べたことに、深く感謝した。
全ちゃんは、世界に2人しかいないカーニバル評論家で、少し前もニューヨークのブルックリン祭りの取材に出掛けていた。
全ちゃんは、風のような、気のむくまま、自分の心が求める方へ旅していた。
ひろちゃんの説明が終わったのが、ぞくぞくとツアーメンバーやフナイメディアのメンバーの方々が三階に上がってきた。
みんなの顔を見ると、とっても幸せそう。やっぱりひろちゃんは凄いなぁ~。
そしてアンデスの恵みを頂く夕食が始まった。
アンデスの果物

果物はチリモヤとグラナディーヤ、ルクマとピタハヤ。大好物のピタハヤはプリンプリンだった。
ピタハヤいっぱい

アンデスの恵み

野菜関係は、ジャガイモ数種に、黒いトウモロコシやユカやピーマン。
ジャガイモ2種

ナス科のペルー原産植物が並んだ。
家庭料理のアドボは豚肉を煮込んだもの。
アドボ

ユカのフライを一度口にすると、もうポテトフライに戻れないほど美味。
ユカ

アヒデガジーナは、ペルー版のカレー。
アヒデガジーナ

ひろちゃんの説明のもと、アンデスの恵みが、一同に集まった。
                               ノムラテツヤ拝
ひろちゃんの説明
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蟹セビーチェ

蟹のセビーチェ

一発目から勝負。
リマに夜中に到着し、翌日の昼、お待ちかねのランチが始まる。
店の名はW。ここはペルー料理の真髄セビーチェの専門店だけれど、唯一、カニのセビーチェを頂ける場所。
マリネのようなセビーチェ料理は、通常、白身の魚や、イカ、タコなどの海鮮類を使うが、カニはすぐにいたんでしまうため、セビーチェ料理としては適していない。
けれど、ここWは独自のルートで蟹を取りよせ、これまた独自の方法で調理する。
まさにカニ刺し。
一口頂くと、レモンの酸っぱさとカニの濃厚な味が交わり、至福の味。
カニの爪にまでびっしりと実が詰まり、あまりの美味しさに失神しそうになる。
蟹セビーチェ2

海鮮チャーハンも頼み、カニの身とカニみそで炒めた一品も注文。
チャーハンの上に、このカニ味噌をかけ、上からセビーチェの汁をかける。
もう、言葉がない。
海鮮チャーハン

ペルー撃沈ツアーが、Wから始まった。
                        ノムラテツヤ拝
カニ味噌料理
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いざ、ペルーへ

第一ターミナル

南アフリカの花園にいたのが、2週間前。
これからもうひとつの花園へ向かう。
一年に一度、9月の連休を使って、ペルーツアーを開催している。
目玉はマチュピチュでもナスカでもなく、ローマスと呼ばれる霧が作る花園だ。
首都リマより北へ上がったところにある一面の砂漠地帯が、魔法をかけられたように黄色やピンク、青色の花々に埋め尽くされる。
福音館のたくさんのふしぎで、砂漠の花園を作らせてもらったのは今から6年前。それからも毎年、縁のある人たちを連れていっている。
一人旅の自由さ、ツアー旅行の温かさを融合した旅、それが僕の理想のツアー。
今回の参加者を合わせると、ジャスト150人の縁ある人が、ペルーの大地を踏んでいる。
今回はどんなお花たちが出迎えてくれるのだろう?
そして、どんな出逢いが待っているのだろう。
久しぶりに日本からの同行。ここ数年はパタゴニアに住んでいたので、現地集合だったけれど、成田空港第一ターミナルからの出発。
第一ターミナル2

出国ターミナルは、リニューアルがされ、北斎の富士や、歌麿の絵などが、壁面に描かれ、中央に休めるスペースが、作られていた。
壁画

来月2日に決まり、東京オリンピック誘致も関係しているのか?と思える変貌ぶり。
旅行者が想い、想いにくつろいでいる姿は、見ていて飽きないものだった。
デルタ航空でアトランタまで12時間半。アメリカ入国、出国をしてペルーリマ行きのフライトに乗り込んだ。
さすがシルバーウィークになっているだけあって、混み合っている。アトランタの入国審査場では、日本語が話せる職員が、てんてこ舞いで走り回っていた。リマ行きのフライトが、電気系統の故障で一時間ほど遅れたが、なんとか出発。
今、機内で書いている。
周りの人たちが、今までの自分を振り返る、新たな自分を発見するきっかけを作らせてもらうこと。そして周りの人たちが心から楽しんでいる姿を見ること。それが僕の幸せだ。
リマには、敬愛する阪根博が待っている。久しぶりにゆっくり話が出来ることに、胸が高鳴っておさまらない。
12日間のペルー旅。今年も発進する。
PS, ダンブラウンさんの新書が出ていた。ダビンチコードに続く作品の名はロストシンボル。
                                   ノムラテツヤ拝
ロストシンボル
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山神社

山神社

噂は聞いていた。
富士の中腹に恐ろしいほどのエネルギースポットがあると。
ようやく期が熟したのか、ふらっと出かけてみた。
新屋山神社。
山神社という言葉に、少しの違和感を感じながら、神社の境内へ向かった。
周りにはうっそうと茂る森に、キノコたちが元気に傘をさしていた。
キノコ

見えてきたのは、三連鳥居。まるでお稲荷さんみたいだ。
中へ入ろうとすると、宮司さんが出てこられ、お祓いをしてくれる。
カミシデが、頭にファサファサ当たり、僕は手を合わせた。
三連鳥居

さい銭箱にいつも通り105円を入れる。永久に御縁がありますように・・・。
かみさま

ご神木にも手を合わせる。お酒は分かるけれど、ハナイグチのキノコが奉納されているのが何とも可愛らしかった。
ご神木

エネルギーは、上質だけれど、でも爆発するようなエネルギーは全く感じられない。周囲を歩いてみると、今度は巡礼地が。
環帯状石組、ストーンサークルの周りを3度回り、一回ごとに拝礼する。
書かれてあるとおり、巡回してみると、体が不思議と軽くなる。
このことか? それとも何かと関連付けると、ここは別のエネルギーを放出するのだろうか?
結局分からず終い。ただ静かな静かなエネルギーがなみなみと漂っていた。
                        ノムラテツヤ拝
巡礼地
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キノコ鍋

きのこ

富士にきのこの季節がやってきた。
今日はさっそく野生のきのこ料理を頂くことに。
まずはナラタケ、アカモミタケ、クロカワ、ショウゲンジ、ハナイグチなどを新聞紙の上に広げる。
ひとつずつ水を張ったボールに入れて30分ほど放置する。
水に浸す

水を切って取り出し、付いているゴミをお湯で優しく洗い流す。
ごみとり

ナメコやマイタケも大鍋に入れて、火をかける。
鍋へ

今日はどっちにしよう。豆味噌と白醤油であっさりいくか、八丁味噌でこってりいくか・・・・。
しばらく悩んだ後、名古屋らしく八丁味噌で勝負することにした。
グツグツ煮立て、アクを取り、味を見てみる。
う~ん、やっぱり野生のキノコって、最高の出汁が出るもんだ。
そこに八丁味噌を入れて、味を調えてゆく。
出来上がり~
キノコの多種多様な味を噛みしめながら、僕は秋の味覚に手を合わせた。
                                ノムラテツヤ拝
キノコ鍋完成
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