至高の蕎麦屋2009-09-20 Sun 16:03
![]() 故郷岐阜に愛して止まない至高の蕎麦屋がある。 仙波・胡蝶庵は、長良川の北、住宅地の一角にある。 尊敬するSさんと共に、今日は蕎麦懐石を頂く。 どっしりした門をくぐると、打ち水のされた石道が内部まで続く。 明かりが、心憎い場所に配置され、何とも優雅な気持ちにさせられる。 ![]() 「ごめんください」 中から女将が出てきて、奥の席へ通された。 最初の一品は蕎麦寿司。 ![]() 味は上品極まりない。そう、ここ仙波さんは、みなでしゃばらず上品な味で構成してくる。 素材の味を、手をかけ、真心を込め、奥ゆかしいものに仕上げるのだ。 2品目のお吸い物なんて、その最たるもの。 ![]() 味は極めて薄い。けれど、奥の味、後味がしっかり津波のように攻めてくる。 そして待ってました。 僕の前にそばがきが出された。 ![]() 実を言うと、僕はこれに目がない。日本中でそばがきを食べさせてもらっているが、僕の中ではこの仙波さんのそばがきがナンバーワンだ。 よく湯につけて出すところがあるけれど、それは自信がないから。熟練の技と早さがあればそのまま出せるのだ。 わさびをつけて頂く。 くぅ~、効くぅ。 そして、厚焼き玉子、天ぷらと続いてゆくが、僕の中ではやっぱりそばがきが最高だった。 ![]() ラストの締めは、やっぱり蕎麦湯。 白濁のそれらが、僕の細胞全てへじんわりしみ込んでいった。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタンをクリックお願い致します! ↓ ココをクリック! ![]() |
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