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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

居酒屋で

タコのから揚げ

魂の師匠・Sさんと居酒屋にいる。
Sさんの話を聞きながら、僕はひとつの事を想っていた。
僕はどれだけ、この人から教えてもらい、どれだけ育ててもらったのだろう。
ベーコンサラダ

出逢いはもう14年前にさかのぼる。
友人のOさんの紹介でSさんに出逢った。
目からは何とも深い慈愛に満ちた光、そして穏やかな口調、一度見たら忘れられない存在感に、僕は一目ぼれだった。
お刺身

それからSさんと頻繁に逢うようになり、美味しいものを食べさせてもらいながら、Sさんの人生哲学を学んだ。
「僕はてっちゃんと裸の付き合いがしたいんだ」
あの時、僕は21歳、Sさんは60代の後半だった。
「てっちゃん、出会いは、付き合いは年齢じゃないんだ。魂の交流なんだよ」
僕は少なからずショックを受けた。
揚げ出し豆腐

Sさんはまずその人の中にするりと入ってくる。そして僕の生い立ちから考え方を自分の体に流し込む。それからうん、うん、と頷きながらアドバイスをくれるのだ。
Sさんを見ていて思う。
今は逢っていない友人も、毎朝、毎夜、祈りをかかさない。
「あの人が今日も幸せで生きられて有難うございます」の想いを込め、祝詞をあげる。
“影で人のために尽くし切る”
僕はSさんからこんな心を教えてもらった気がする。
生姜焼き

人と人は真正面から。裸と裸で付き合う。そこに生まれる光が好きなんだという。
昔、神道を深く学ばれただけあって、本当に色々なことができる。
最初はそんなところに惹かれたけれど、今はちょっと違う。
どんな状態、どんな形になろうとも、Sさんは風のように生きている。僕の理想な風。
そんなふうに生きていきたい。
例えて言えば、お金もちになったから、お金を使う。貧乏になったから、切り詰める。
そんなんではなく、いつも自分の必要な分だけを使う。あとは周りにまわしてゆく。
Sさんの生き方は、まさにそんな感じだった。
地位や名誉のこだわりもなく、一対一の裸の出逢いを楽しむ。お金にも無頓着で、何より人との繋がりを大切にする。
キムチ三種盛り

うちのおとうがよく言う言葉がある。
「てつや、おカネ持ちより、おコネ持ちになりなさい」って。
Sさんも全く同じだった。そちらのほうが僕は幸せだと。
人が一番欲しいと想っているもの、それは自己重要感と人との繋がりなのかもしれない。
Sさんと居酒屋で飲みながら、僕はこれからの夢を話した。
「僕の夢はね」
Sさんも、これからの夢を語ってくれた。
それはまるで風のような言葉だった。
                               ノムラテツヤ拝
出汁巻きたまご
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テーマ:食べ物の写真 - ジャンル:写真

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