FC2ブログ

写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

ダイアモンド富士

雑木林

11月上旬は、ダイアモンドの月。というか、ダイアモンド富士が見られる月だ。
場所は、日に日に変化はしていくけれど、山中湖畔からその優美な姿を見ることができる。と書いておきながら、実を言うと、僕は朝のダイアモンド富士は見たことがあるけれど、
夕方のダイアモンドは未だかつて、見たことがなかった。
カメラザックと三脚を背負って、晴れ渡った日に出かけてみる。
午後3時。びっくりすることに、湖畔の浜には100人ほどの人だかりが出来ていた。そして湖畔沿いに三脚の影が浮かんでいた。
山中湖湖畔

おいおい、こんなにいるの?
ダイアモンド富士とは、朝日、または夕日が富士山頂と重なり、ダイアモンドのように輝く様をいう。それを見に、こんなに観光客が来ているとは。地元民の僕はただ呆然とした。
浜に降りて場所を探す。
どこからが最も美しくダイアモンド富士を見られるか?
まだ太陽は富士の少し上にある。
弧を描いて西に下がってゆくんだから、このへんか、あのへんか? と少しずつ動きながらの撮影。
「プロはどこを選ぶ?」
後ろから声がかかった。アマチュアのおっちゃんが、きっと僕の付けているプロ限定のカメラストラップを見て声をかけたのだろう。
「僕、全然、分からないんですよ? どのへんに落ちるんですか?」
「う~ん、こればっかは分からんなぁ~」
おっちゃんが機材は何を使ってるとか、色々聞いてくるので、それらを何とかかわして、場所を決めた。
山中湖の水に夕日が光の線をひき、僕の胸に飛び込んでくる。
美しい日になりそうだ。
ダイアモンド富士

富士にもう少しで太陽がタッチする。
広角で撮影し、それから標準レンズでの撮影。
富士の山頂に綺麗に光が当たり、シャッター音が、いたるところで響き渡る。
ひかり2

パタゴニアの原野で、静かにシャッターを切っていたのを思い出し、苦笑いしてしまう。
最後の光が富士の頂きから消えるその瞬間、光は七色に輝き、ダイアモンド色に変化した。
                                 ノムラテツヤ拝
ダイアモンドの輝き
ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタンをクリックお願い致します!     ↓ ココをクリック!
人気ブログランキングへ

テーマ:自然の写真 - ジャンル:写真

日本 | コメント:0 | トラックバック:0 |
| ホーム |