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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

ラスリラス

ラスリラス

チャルテンからカラファテ、そして首都のブエノスアイレスへ戻ってきた。
昨夜はピアソラでタンゴを見て、今日は昼食にブエノスで一番美味しく、そして高いラスリラスへ。
どうせ食べるなら、アルゼンチンで一番素敵なレストランに行かないと。
前菜から、洗練されている。
前菜

ベイビービーフ800gと、Tボーンステーキなどをお腹いっぱい食べる。
そしてワインもアンヘリカやプレンタなどを頂く。
ベイビービーフ

ここで、参加者の皆様に感想を言ってもらった。
ビーフ切り分け

Iさん夫妻  また歩きたい。ホントに良い想いでが出来た。最高の旅だったよ。
Nくん  パタゴニアで受けた感動を100倍にして返したい。もっと日にちが欲しかったなぁ~。新潟に早く帰って、みんなに伝えたいよ。
Hさん  大自然に触れる未知の体験。自然の中で人と繋がる、同じ方向を向いて歩ける幸せ。トレッキングは死ぬかもと思ったけれども終わってみれば最高だった。虹が多く出てくれ、そんな風景を見ながら自分は便利の中で生きてしまっているなぁ~と痛感。
Kさん  ありがとう。既成のツアーは行かなくても良い。ツアーはてっちゃんので行くべきだね。これだけ毎日自然を感じたのは子供のとき以来かも。やっぱり旅は何処に行くかより誰と行くかだね。
Rさん  皆さんと旅が出来て幸せでした。行けないと思っていた場所をみんなで歩く。こんな丈夫な体に産んでくれた両親に感謝しました。周りにいてくれる人たちに感謝。その途上に私がある。自分の周りの人たちの幸せのために何が出来るかな?そういう風に行動出来る人になりたいと思いました。何を食べるかより、誰と食べるかですね。まだまだ、私はここにいたいです。
Yさん  お腹の肉がつったYです。本当に有難う。
Eさん  出発の2日前に骨折したけれど、来て良かった。お願いしなければならないという立場から、色々なことに考えました。みなさん、本当に有難う、大感謝。
Mさん  旅行じゃなく、旅が出来た感じ。アルゼンチンビーフも美味しかったし。旅は魂で判断。本能と感情、全部ひっくるめて旅なんだね。ここで一句。
続婚式 シャンドンに 輝く われら フィッツロイ
ひろちゃん  真面目に、まずは有難う。毎回素敵な一期一会の旅で感謝します。今回の旅も終わってみれば、全てパーフェクト。雨も含めて、そのあとの朝焼けがあって。
ここで一句詠みたい。
チャルテンや あ~チャルテンや チャルテンや
Mさんがすかさず続ける。
ブエノスに 懐かし 楽し 夢の花
                        ノムラテツヤ拝
ラスリラス室内
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Mさん

大切な人がいる。
尊敬し、あんな大人になれたらなぁ~と思う男性がいる。
三重県桑名市在住のMさんだ。
そのMさんの友人のIさんから、今日以下のようなメールをもらった。

てっちゃん、こんばんは!
お知らせです。今日NHKの のど自慢の予選がありMさんが息子さんと歌って合格しました。
明日12時からの放送をぜひご覧下さい。取り急ぎお知らせまで。   Iより

早速Mさんに連絡すると、いつもすぐに出られるのに、何度かコールした後に留守番電話に。
メッセージを入れると、今度はメールが返ってきた。
「明日のど自慢に出ることになって、今打ち合わせ中なんです」

さすがNHK。
全ての段取りを前もって練習するNHKらしい対応だった。
明日、12時ののど自慢、今から楽しみにしたい。
一体、何の歌を歌われるんだろう?
赤いトレーナーが目印だそうです。
                            ノムラテツヤ拝
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フィッツロイ朝焼け

早朝のフィッツロイ

禊を終えたのか、昨日の雨も上がり、朝からラピスラズリ色の空が広がった。
チャルテン村の向こうに、天空を突くように聳えるフィッツロイ。
早朝6時を過ぎると、まずは上空のたなびく雲に光が当たり始めた。
ピンクに染まる雲

透明感あるピンク色に、うっとりしてしまう。
上空はかなりの強風が吹いているのだろう。レンズ雲は風の強さを教えてくれるバロメーターでもある。
フィッツの朝焼け

どんどん雲に当たり、フィッツロイの山頂にも朝日が降臨した。
みるみる焼ける

一体この13年の間に、フィッツロイの朝焼けにどれだけカメラを向けただろう。
その度ごとに、違う焼け方をするこの聖なる山に、どれだけ通ったのだろう。
その数を数えるほど、自分がフィッツロイに生かされていたことを知る。
光の壁

朝日は上空に浮かぶ雲の全てを焦がし、深紅の世界を作り上げてゆく。
東の空

燃える、燃える。
東の空2

そして神々しいフィッツロイの朝焼けが終わると、今度は黄金色に変化する。
黄金のフィッツ

流れる雲とは対照的に、常にそこに鎮座するフィッツロイに、僕は何度も涙した。
黄金のフィッツ2

「今日も姿を見せて頂き、有難うございます」
「氷河隊の皆さんも、喜んでくれました。いつもいつも支えて頂き感謝します」
やっぱり、涙がこぼれおちる。
チャルテン村を後ろ髪ひかれながら後にする。
どんどん遠ざかるけれど、その偉大さは増してゆく尖峰だった。
フィッツへ続く道

ひろちゃんとガッツポーズ。今年も良い旅になりました。
尊師と

行きには見えなかった、ビエドマ湖越しのフィッツロイ山群とパタゴニアらしい芸術的な雲。
フィッツロイ山群

自然の奥深さに、僕は頭を垂れた。
                         ノムラテツヤ拝
フィッツロイ山群2
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24キロの道

雨の中のトレッキング

「シリアスに シリウス語る 尊師さま 隣で笑う偽十字 年を数えるカノープス」
お見事。拍手が沸き起こった。
Mさんが名句を作り上げている。
「ブナの海、うるわし雨花 香りみち」
これまたMさん。
尊師こと、阪根ひろちゃんも立場がなく、唇を噛んでいる。
虹が消えてから、小雨の中のトレッキングが始まった。
「なんで、雨なんでしょ?」
「尊師がここ2年もドタキャンしたから、禊でしょ。禊」
途中、ポルセラーナと呼ばれる珍しいランが咲き、みなの足をとめた。
ポルセラーナ

ランって本当に美しく、芸術的な花だと思う。そしてちょっとエロティックな所もたまらない。
ポルセラーナのアップ

ロアザも雨滴をたずさえ、風に揺れていた。
ロアザ

トパトパは袋状の黄色い花。英名はレディスリッパーだ。
トパトパ

昼になっても大雨は止まず、珍しく本格的な禊の雨となった。
「上に立つ者の試練だな」と尊師。
「事務局の僕は、禊を受けなければならないのでしょうか?」
「連帯責任だから」
「・・・・・・・・・・・」
合計24キロの道のりを歩き、チャルテンへ戻ってくるときにようやく晴れ間が出てきた。これで連帯責任の「禊旅」が終わった。
ルカ・レストラン

夜はチャルテン一番のレストラン、ルカマウイダでワインと食事を楽しもう。
                          ノムラテツヤ拝
美味ワイン
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ダブルレインボー

チャルテンの虹

カラファテからフィッツロイの麓の村「チャルテン」へ移動。
そこで軽いトレッキングをしてから、夜、満天の夜空に南十字星やシリウス、カノープスを探した。
翌朝、天気は暴風と雨。けれど朝日が部屋に差し込んだ。
「ひょっとして」
カーテンを開けると、目の前にはダブルレインボーが大きなアーチをかけていた。
ダブルレインボー

パタゴニアは雲の生まれる国、そして虹のかかる国だ。
朝日らしく大きな虹ができ、七色がくっきりと見える。
虹の上に更に虹が。色の配列が変わり、内側から赤橙黄緑青藍紫となった。
今度は僕の影を真中に入れて撮影する。
自分のポートレートに使えないかしら。
ダブルレインボーと僕

去年出来たばかりの新しいチャルテンの看板も入れてみる。
朝日が雲に隠れると、虹も静かに空気に溶けていった。
                         ノムラテツヤ拝
チャルテン看板
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