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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

ピンクのシャンドン

ペリト

カラファテの町から70キロで、世界的に有名なペリトモレノ氷河がある。
世界で最も大きな氷河を抱えるのは南極、2番目はグリーンランド、3番目がここパタゴニアになる。
パタゴニアとはチリ、アルゼンチン両国にまたがる南緯40度以南の地。語源はでかい足だ。
氷河国立公園へ入り、船着き場で降りる。
毎年、この氷河ツアーをさせてもらい、楽しみにしているひとつが、氷河トレッキング。
ペリトモレノ氷河の末端を、歩くのだ。
船に乗って、対岸へ。遠くに霧にけぶるペリトモレノ氷河が見えてきた。
相変わらず蒼い。
ペリト2

世界中に氷河は数多くあるけれど、ここまで蒼い氷河をこんなに簡単に身近に見られる氷河は無い。
後退、衰退してゆく氷河が殆どの中、ペリトモレノは毎日2mほどづつ前進を続けている。
ガイドが一人付く。
彼の顔を見た瞬間、二人で握手。
「久しぶりだなぁ~、一年ぶりか?」
去年の氷河ツアーで仲良くなった、ガイドのディエゴだった。
あっちに行ってはダメ、こっちの道を通ってと最近融通の利かない氷河トレッキングが、ディエゴのお陰で、好き勝手にさせてもらえた。
まずアイゼンを装着するところから、今年も始まる。
あいぜん

「ディエゴ、このテントはいつから?」
「今年からだよ」
「そうだよね、初めて見たもの」
テントの中にある椅子に腰かけて、ガイドさんたちに原始的なアイゼンをはめてもらう。
アイゼン取りつけ場

さぁ、レッツゴー。
氷の上での歩き方をレクチャーしてもらい、みんなで氷河を登り始める。
氷の裂け目からは、グレイシャーブルー色が発光し、目が奪われる。
氷上

一口飲むと、一歳若返るといわれる氷河水を、手で掬って飲んでみると、水が持っている鮮烈な甘みが口内に残った。
それにしても、どうして氷河の色を見ると、こんなに胸がドキドキするんだろう。まるで生命の源色が、このブルーだと言っているような、そんな気がしてならない。
グレイシャーブルー

今年の氷河隊メンバーとガイドさんでパチリ。
氷河隊

笑顔溢れる時間。こんな時、僕はアテンドさせてもらえる幸せを想う。
有難いなぁ~って。
阪根ひろちゃんともパチリ。
ひろちゃんと

久しぶりの氷河トレッキングをこなしたひろちゃんは、「やっぱりここは別格だな」とひとり力強く頷いていた。
眼下にはトレッキングの最終地点、氷河バーが見え始める。
今年はピンクのロゼのシャンドン2本、金のシャンドン1本で、御祝いした。
二組のご夫婦が来ておられたので、結婚42年、25年の記念として、「続婚式(きみにぞっこん)」をしてもらった。
愛を語り、それを受ける奥様たち。何だか、ジーンとしてしまった。
トレッキングが終わったところで、Mさんから名言が生まれた。
「神が作りたもうた白と蒼、人が作りたもうたピンクのシャンドン」
                               ノムラテツヤ拝
酒場
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テーマ:自然の写真 - ジャンル:写真

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