狂い咲き2010-02-23 Tue 07:00
![]() ペルーの海岸線には、移動式の砂の丘、バルハン砂丘が見られる。 みんな裸足になって、細やかな砂の感触を確かめる。 五感で感じ、楽しむ。 それが旅の醍醐味だと思う。 大好きなYさんも、足跡を付けてゆく。 ![]() そんな中、驚くべき光景に出逢う。 今は2月なのに、ローマスが狂い咲きしているのだ。 ![]() それもお花畑の最後を飾るクロセリウム。 通常だと11月に咲く花が、異常気象なのか、2月に咲いているのだ。 近づいてみると、上品なオレンジ色の花が風に揺れている。 ![]() 「てっちゃん、いろいろ昔と変わっているなぁ~」 よこでひろちゃんが呟く。 そう、同じだと思っている季節でさえ、日々、刻々と動き、脈々と変化しているのだ。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタンをクリックお願い致します! ↓ ココをクリック! ![]() |
レストランM2010-02-22 Mon 07:00
![]() リマから一路北上。 今日は400キロほど北へ上がったK周辺に泊る。 その名もランプの宿。 心ひかれるホテルへ行く前に、いつものレストランMに入る。 ここは9月のローマス・ナス科の旅でも使わせてもらう欠かせないレストラン。 その第一品はいつもこのパンから始まる。 フワフワのほんのりバター味のついたパン。 シロクママークの北極ビールを飲み、2品目を待つ。 ![]() でたぁ~。今年も変わらず健在。 チュペデカマロネス。ようはエビ汁だ。 ![]() 味はクリーミーなので、女性陣にいつも好評なのが嬉しい。 あてにユカ(タピオカ)のフライ。これを食べるとフレンチフライが食べられなくなってしまうほど、もっちりしていて美味しい。 ![]() 怒涛のように頼む。 海鮮のチャーハンに、レモンをかけてパクリ。 ![]() やきうどんそっくりな味の、タジャリンサルタードを頬張り、最近ずっとはまっているバジルのパスタ、タジャリンベルデを頂く。 ![]() みんなの瞳がとろんとしてきているのが分かる。 こんな瞬間、僕は心から幸せだなぁ~って感じる。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタンをクリックお願い致します! ↓ ココをクリック! ![]() |
ホテルP2010-02-21 Sun 07:00
![]() リマに大好きなホテルがある。 喧騒と埃、雑多な町リマのイメージが覆されるホテル、それがPだ。 北部チクラヨから戻り、Pホテルに入ったのは午後の8時過ぎ。 隊員からも余りのロマンティックさに歓声があがる。 ここはホテル自体が村になっていて、中央広場や郵便局、教会やレストランに至るまで、何から何まで揃っている場所。 大好きなバーに入ると、コカを浸したピスコ(ブドウの蒸留酒)や、ワインが所狭しと並んでいた。 ![]() みなで美味しい食事を済ませてからは、部屋の中でバー阪根が開かれる。 こうちゃんが買ってくれたチーバスの最高種、ロイヤルサルートを飲み、みなのテンションがグングン引き上げられてゆく。 ![]() 想い想いの話をして、今の自分を確認しあう。 良い時間だなぁ~って思う。 老若男女、入り混じって、自分の言いたいことを語り、相手の話に耳を傾ける。 翌朝は深紅の郵便局の脇を越えて、朝食。 ![]() 自家製のパンを頂きながら、あまりの美味しさに「ここは本当にペルーのリマか?」と自問せずにはいられなかった。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタンをクリックお願い致します! ↓ ココをクリック! ![]() |
ルーチョの心2010-02-20 Sat 07:00
![]() シパン王の墓が見つかったときは夕闇に包まれ、このまま続行するかどうかの決断を迫られた。アルバ先生が明日の朝から発掘することを決め、見張りを数人たて、皆、家へ戻った。あの夜が、僕の人生で最も長い夜になった。 こんな痺れる話をルーチョはしてくれる。 カッコいい。アルバ先生の右腕として働き、あの世紀の大発見と言われた現場に彼もいたという事実。 それをシパン王墓の現場で聴ける幸せを想った。 王家の谷には今もアルガロボが茂り、昔の風景を想像させる。 ![]() ルーチョとひろちゃんを先頭に、隊員も歩く。 ![]() 汗が噴き出て、体が火照ってきたところで、ルーチョのレストランへ。 今日は、特別のルーチョの奥様が僕たちのためだけにカブリートを作ってくれるのだ。 ![]() 竹の屋根に葦がひかれ、何ともペルーらしい。 まずはサメのセビーチェから始まる。 ![]() そしてカレーとデミグラスソースの中間のような汁で煮込まれたカブリートが出てきた。 ![]() カブリート隊と言うからには、3回は食べなければ。予定通り、これがラストのカブリートとなった。 近くの白いワンちゃんが、僕たちの食べる様子を窺いにきた。 ![]() ほんの2カ月前に、新たなお墓が発掘された。指揮をしたのはもちろんルーチョ。 ![]() 「何か黄金以外で変わったものは出土しましたか?」 「ふくろうの土器が出たよ。もしもブラックマーケットに出たら300万くらいで取引きされる品です」 写真で見せてもらうそのフクロウは軍神のために作られたのか、はたまた別の意味で作られたのか、興味が尽きることはない。 希望者にはルーチョの最新刊に、サインを入れてもらい、大満足。 ![]() ルーチョとハグして分かれ、僕たちはそのままチクラヨの空港へ。 飛ぶこと1時間10分で、ホームグラウンドのリマへ戻ってきた。 ![]() ただし、リマは通常のホテルではなく、ちょっと趣向を変えた宿で予約をとってある。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタンをクリックお願い致します! ↓ ココをクリック! ![]() |
ワカラハーダ2010-02-19 Fri 07:00
![]() チクラヨで最も洗練されたレストランで夕食。 今日はタコや白身魚のセビーチェに、焼いたカブリートだ。 味は極めて上品で臭みはゼロ。ラムチョップのような感じだ。 そこに付けられたマッシュポテトの中には美味しいオリーブが入り、何ともオシャレ。早速みんなでシャンドンのシャンパンを頼み、食事を楽しんだ。 ![]() 翌朝は、午前中に王墓博物館を堪能し、その足で、ワカラハーダへ。 この山こそ、セニョールシパンの発見に繋がったところ。 ようは南米版、ツタンカーメンの発掘現場。まさに王家の墓だ。 ![]() 2年前に出来たばかりの博物館へ。 ![]() あの鹿狩りの絵や、犬、猿、キジの犬(小林さん)そっくりの土器なんかも出てくる。 ![]() ![]() シパン文明らしい仮面がライトアップされ、シパンの世界観がイラストで描かれていた。 ![]() この中間に描かれたドラゴンのような長い動物は、虹を意味するというから興味深い。 ![]() お腹に卍のようなマークが記された壺を見て、ひろちゃんは即答。 「これは鳥を意味していてね」 相変わらずの博学ぶり。 ![]() 昔はこうだった、と森林に囲まれたワカラハーダの写真も飾られている。 ![]() そして、最後のコーナーで何とも優和な貌をした土器と出逢った。 ![]() ワカラハーダの館長・ルーチョの案内で、ワカラハーダの遺跡を見学する。 遺跡を見学するには、そこを発掘した人、または発掘している人から話を聞く。 これがやっぱり一番面白い。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタンをクリックお願い致します! ↓ ココをクリック! ![]() |