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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

毎朝の散歩

リス

冬になってから、朝日と共に毎日、家の周りを散歩している。
コンコンコン。
朝の乾いた空気の中、ヤマゲラやアカゲラ、コゲラなどのキツツキが木々をドラミングする。
凛とした空気がおでこに当たり、髪をなで、背後へ流れてゆく。
朝の空気はちょっと青っぽいと想うのは僕だけだろうか?
朝、昼、夜、それぞれ空気の隙間があるとしたら、僕は朝のこの目の詰まった空気感が好きだ。
目の前を何かが通りすぎる。
木々を登り、V字型の枝の上で、すかさずドングリを食べる姿。
ニホンリスだ。
リスと朝の光

少しずつ近づいてゆくと、可愛らしい瞳がくるくるしてる。
朝日がちょうどリスの顔を照らし、尻尾が風に揺れる。
光が徐々に強くなると、リスは目を細め、朝食にいそしむ。
やっぱりリスも寒いのだ。そして生命はこの太陽の恩恵なくしては生きられない。
リスの朝食

家の周囲にキツツキがいる、リスがいる。
これは僕にとって何者にも代えがたい幸せだ。
彼らと一緒にここに住んでいる。そう思うと、少しだけ優しくなれる気がした。
アスファルトにも霜が降り、逆光で見ると、霜の結晶が七色に光る。
チリのパタゴニアでよく見た風景。だけれど、日本では殆ど見ることのない風景だった。
久しぶり。
七色のみち

光は七色。その七色全てが混ざりあうと、透明になる。
こんなことすら忘れている自分がいる。
光は七色のプリズムで、それらが透明という素晴らしき色を作っているのだ。
透明な中にこそ、全ての色が含まれる。大切なものは目に見えないのだ。
霜は変幻自在に植物や実に付き、風と共に成長する。
霜の美

枯れ葉にも霜が降り、それはまさに芸術だった。
僕は冬に、地球に生かされている。
葉霜

生かして頂き、有難うございます。
朝の散歩はいつも、僕にそんな事を思い出させる。
                             ノムラテツヤ拝
枯れ葉と霜
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テーマ:自然の写真 - ジャンル:写真

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