毎朝の散歩2010-02-06 Sat 07:00
![]() 冬になってから、朝日と共に毎日、家の周りを散歩している。 コンコンコン。 朝の乾いた空気の中、ヤマゲラやアカゲラ、コゲラなどのキツツキが木々をドラミングする。 凛とした空気がおでこに当たり、髪をなで、背後へ流れてゆく。 朝の空気はちょっと青っぽいと想うのは僕だけだろうか? 朝、昼、夜、それぞれ空気の隙間があるとしたら、僕は朝のこの目の詰まった空気感が好きだ。 目の前を何かが通りすぎる。 木々を登り、V字型の枝の上で、すかさずドングリを食べる姿。 ニホンリスだ。 ![]() 少しずつ近づいてゆくと、可愛らしい瞳がくるくるしてる。 朝日がちょうどリスの顔を照らし、尻尾が風に揺れる。 光が徐々に強くなると、リスは目を細め、朝食にいそしむ。 やっぱりリスも寒いのだ。そして生命はこの太陽の恩恵なくしては生きられない。 ![]() 家の周囲にキツツキがいる、リスがいる。 これは僕にとって何者にも代えがたい幸せだ。 彼らと一緒にここに住んでいる。そう思うと、少しだけ優しくなれる気がした。 アスファルトにも霜が降り、逆光で見ると、霜の結晶が七色に光る。 チリのパタゴニアでよく見た風景。だけれど、日本では殆ど見ることのない風景だった。 久しぶり。 ![]() 光は七色。その七色全てが混ざりあうと、透明になる。 こんなことすら忘れている自分がいる。 光は七色のプリズムで、それらが透明という素晴らしき色を作っているのだ。 透明な中にこそ、全ての色が含まれる。大切なものは目に見えないのだ。 霜は変幻自在に植物や実に付き、風と共に成長する。 ![]() 枯れ葉にも霜が降り、それはまさに芸術だった。 僕は冬に、地球に生かされている。 ![]() 生かして頂き、有難うございます。 朝の散歩はいつも、僕にそんな事を思い出させる。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタンをクリックお願い致します! ↓ ココをクリック! ![]() |
| ホーム |
|