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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

積雪の富士

雪の我が家

夕方から吹雪になり、夜中も津々と降り注ぐ。
朝、うちの周りは60センチの積雪になっていた。
慌てて車を雪の中から出し、雪かきをして道を作る。
日の出と共に、カメラザックを背負って、撮影に出かけた。
それにしても、どうだろう。このこの朝の光の透明感は。
雪の日は一段と美しさが増すような気がするのは、僕だけじゃないだろう。
木々は重そうに雪をかぶり、まるでハロウィンのように、化粧をしている。
松に積もる雪

雲が朝日を受けて、少しずつ染まっていく時間。高山特有の高音が耳に響き、寒さにぶるるっっと震える。
朝のもり

さすが別荘地だけあって、主要な道には、もう雪かきの車が入っていた。
雪かき車

専用車ではなく、パジェロの前に器具をつけたものだった。
御苦労さまです。
雪かきパジェロ

僕の方は、膝まで埋まりながらのラッセルだ。
まるで冬山を登っているような感覚。標高が1200mもあるから、ガシガシ歩くと、息も切れてくる。
大好きなポイントまで、あと少し。
膝よりも上まで雪が積もっているところもあり、全然ペースが上がらないけれど、一歩一歩、歩かせてもらう。
一本松

このパウダースノーが大地を覆うことで、保温され、春の芽ぶきに繋がってゆくのだ。
パウダースノー

もし雪がなければ、あの春の爆発的な躍動は生まれないのだ。
雪に感謝しながら、小さな丘を越えると、そこに神々しいばかりの富士が迫っていた。
                            ノムラテツヤ拝
富士冬風景
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テーマ:自然の写真 - ジャンル:写真

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