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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

托鉢風景

朝5時

朝5時に起床。
あたりはまだ真っ暗。街灯もないルアンパバーンの町は静まり返っていた。
目的地の路地へ行くと、現地民のおばさんが、かごに何かを入れていた。
覗き込むと、米がびっしりと詰めてある。
托鉢用のもち米

そう、ここルアンパバーンは寺院が多いことで世界遺産になっているけれど、より旅行者を惹きつけるのは、未だ托鉢風景が見られることにある。
朝の風景

そして6時前、薄明かりになってきたところで、寺院からオレンジ色の袈裟を来た僧侶たちがメインストリートに姿を現した。
托鉢

こっちの寺院からも、そして向こうの寺院からも、一斉に僧侶たちが歩きだすのでその姿に目を奪われてしまう。
メインストリート

現地民のおばあちゃん、お母さん、子供が一人一人の僧侶に米を与えてゆく。
喜捨

仏教用語で言うところの喜捨のこころだ。
ひとり、またひとりと、肩に下げた銀容器に入れてもらう。
喜捨2

ふと、右を見ると、オレンジ色の直線が遠くから続いていた。
朝の托鉢風景は、人々の慈悲の道でもあった。
                            ノムラテツヤ拝
行列
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

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