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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

徳山鮓

夕空

夕方の空に、鱗雲が流れてゆく。
滋賀県の琵琶湖北岸、余呉湖の近くに徳山鮓がある。
発酵の博士・小泉武夫先生のお墨付き、日本屈指の発酵料理を出してくれるお店だ。
徳山鮓

徳山鮓の暖簾をくぐり、ひとっぷろ浴びて、夕食を待つ。
最初の一品から、もう倒れそうになった。
まったく臭みのないニゴロブナに、これまたニゴロブナの卵が絡められている。
フナとフナの卵

噛めば噛むほど味が出てくるフナに、卵の甘みがほんわりと包み込む。
次は光りもの。こぶ締めも申し分ない味。
ひかりもの

カラスミなんて、日本酒と合わせるもんだから、悶絶してしまう。
からすみ

そして鍋物で少し箸を休め、稚あゆの天ぷらと続く。
鍋もの

稚あゆ

ほろ酔いになった頃、待ってましたのフナ鮓。ゲンゴロウブナのフナ鮓を頂いた。
ふな鮓

乳酸菌発酵が強すぎず、弱すぎず、絶妙のときを経て、口に入る幸せ。
間髪いれずに、何かの肉が出てくる。
食べてみると木の実、またはナッツの味がする。
僕は以前、この味を愛する秋神温泉で食べたことがあった。
「これは熊ですね?」
「そうです」
上品な油が出て、そこにネギを入れる。まさにボタン鍋の熊バージョンだ。
くま肉

最後の締めはアナゴの茶漬け。
噂にたがわぬ名店が、余呉湖にある。
名前は徳山鮓。
世界中からここへ食べにくるといわれる理由が、分かったような気がした。
                          ノムラテツヤ拝
あなご茶漬け
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テーマ:食べ物の写真 - ジャンル:写真

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