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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

仲佐

なかさ

岐阜県で2つ愛するお蕎麦屋さんがある。
ひとつは岐阜市の胡蝶庵。もうひとつは下呂の仲佐だ。
この仲佐の大将は、蕎麦の名人たちが「蕎麦をうつために生まれてきた男」と太鼓判を押す。
今まで何度も通わせてもらっているけれど、ここの蕎麦がき(一日限定10食)が、ナンバーワンだと思っている。
そばがき

大雨が降る中、仲佐の戸を引いた。
一品目はやっぱり蕎麦がき。
空気とそば粉が、絶妙に混ざり合い、わさびと頂くと天へ昇るよう。
さすが世界一の味だと、妙にうなる。
春の山菜の天ぷらもいける。
山菜天ぷら

そして驚いたのが、出汁巻きたまご。
だしまき

食べた瞬間に涙腺が緩み、涙が出た。出汁巻きたまごで涙が出るなんて。
出汁の取り方は、関西、それも京風だった。見よ、この玉子の入り方。
だしまき2

そして蕎麦は言うまでもなく、芸術の域だ。
芸術の域

箸置きひとつとってもこだわりが感じられる。
はしおき

最後のそば湯はどろどろ。勿論ストレートでどろどろだ。
最近は小麦粉を入れて固める店も多発しているが、味が全然違う。
ストレートなものを丁寧に丁寧に作ると、こんなそば湯になる。
今日もいのちを御馳走様でした。
仲佐。
この蕎麦を食べると、大将が命を賭けて蕎麦を打つ、という意味が実感として感じられるだろう。
                         ノムラテツヤ拝
そば湯
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テーマ:食べ物の写真 - ジャンル:写真

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