天の岩戸2010-06-30 Wed 07:00
![]() 岩戸神社から600m山側へ向かうと、天の岩戸の入り口に到着する。 そこから渓流に沿って降りてゆくのだけれど、その空気の透明感に舌を巻く。ほんと日本って凄いと思う。 歩いて20分くらいたったところで、いきなり左側に大きな洞窟が。 一本の鳥居がたち、観光客が一人、静かに立っていた。 ![]() こんなに大きいとは思っていなかったので、言葉が出ない。 ここにアマテラス様が、御隠れになったのだ。この前でストリップの祭りがなされたのだ。 神話はデフォルメはあるものの、基本的に本当のことが書かれている。 アマテラスもスサノオもツキヨミも、モデルはちゃんといるのだ。それが時の権力者だったり、豪族だったり。 鳥居をくぐると、エネルギーが更にシンとし、ふわふわになる。 ![]() 御祭神は、八百万の神。僕は、この信仰が一番好き。絶対神、唯一神ではなく、全てが神様、 ![]() どんな細部にも神が宿っている。突き詰めていけば、これは物理学でもう証明されてしまっているのだ。 神のひとつの意思から、この世はすべて繋がり合い、映し合い、ひとつのエネルギーとして生かされているのだ。 洞窟の中で振り返ると、新緑が目に眩しかった。 ![]() このあたりは、棚田が広がり、まさに神話の里、天孫降臨の場所として相応しかった。この場所が、これからも変わらずにずっと続いていくことを願い、空に手を合わせた。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタンをクリックお願い致します! ↓ ココをクリック! ![]() |
岩戸神社2010-06-29 Tue 07:00
![]() 天の岩戸神社へ。 道の脇にはどくだみの花が咲き、木立からはリンとした杉の香りがした。 御祭神は天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)が祭られ、別名が大日要尊だと知る。 ![]() 岩戸の神社は長い平屋のような拝殿で、重厚な幣立宮と比べても、軽く涼やかなエネルギーだった。 ![]() ここが岩戸にこもられた神話の舞台。 今まで何度か来ようと思ったけれど、ご縁がなかった場所。 ![]() 最近、日本神話に興味があって、色々な本を読ませてもらっているので、きっと来ても良いよと、手招きされたのかもしれない。 立派な御神木もあり、その脇には、神楽が。 ![]() こんな雰囲気のあるところで、エネルギーの高いところで神楽が行われる。 いつか見てみたいな、とまた夢がひとつ出来た。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタンをクリックお願い致します! ↓ ココをクリック! ![]() |
七色の気2010-06-28 Mon 07:00
![]() 空気感がピリピリしてくる。 鳥居をくぐると、参道が下っていた。 大地からは土の香りが立ち上り、木々からは鮮烈な澄んだ香りがした。 ![]() 飛騨の車田は伊勢神宮へ、ここの御神田は幣立宮に奉納されるのか、参道の先には田園風景が広がった。 ![]() そして左を向いた瞬間、僕の視線は一点に吸い込まれた。 ![]() 幣立宮の東宮。森の中に溶けるように佇むそのあり方に、僕は涙があふれた。 ![]() これが日本、それも日本のしなやかさと強さだと思った。 参拝者の家族は田園の近くで談笑している。 ![]() この世界そのものが、奉納だった。だって神様は楽しいことが好きだから。 幣立の拝殿裏の鳥居をくぐった辺りから、不思議な気に包まれた。 ![]() 何か雨のようなものが降っている。でも七色に光っているのだ。 あっけに取られ、七色の気が降り注ぐ森を注視すると、やっぱりエネルギーが落ちてくる。 ![]() さすがアマテラス様のお家だ。 来た道を戻り、幣立宮にお辞儀した。 ![]() 駐車場までの帰り道、葉っぱの上で昆虫がセックスしている。カメムシかな?と 顔を近づけてみると、背中にはハートのマークが。神様からの御加護を感じ、黄色いハートマークに、もう一度手を合わせた。 日本に生まれたなら、ぜひとも行って欲しい場所。行かずに死ねるか、と言いきれる場所が、またひとつ増えた。 幣立宮、ここは確かに地球のおへそかもしれない。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタンをクリックお願い致します! ↓ ココをクリック! ![]() |
幣立宮2010-06-27 Sun 07:00
![]() 天照大神の家とも言える、幣立宮へ連れていってもらう。 幣の字がへそを意味し、ここが世界のへそと呼ばれる神宮だ。 世界のへそは、インカの聖都「クスコ」も同じ意味。何か繋がるものを感じた。 ![]() 別名、日の宮と呼ばれ、御手洗場で手を洗ってから、拝殿へ。 ![]() こぢんまりしているけれど、しっかりと結界が張られている。 手を合わせてから、彫刻の精巧さに目を奪われた。 ![]() 幣立皇大神の札には、霊力が宿り、参拝者を見つめていた。 ![]() ここからが本番。 ここには、更に奥宮があるという。 僕は、深呼吸して、その道へ入った。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタンをクリックお願い致します! ↓ ココをクリック! ![]() |
漱石沈流2010-06-26 Sat 07:00
![]() 九州での連続講演。 羽田から熊本空港へ飛んだ。 雨の九州、まず連れていってもらった場所は、蕎麦屋「漱石」だった。 国道から道をそれて、山の中へ入ってゆくと、ログハウスのような建物が。 こんなところが美味しいのか?と疑問を持ちつつ、入る。 午後2時を過ぎていたため、お客さんは一人もいなかった。 もちろん冷たいお蕎麦を頼む。 ![]() しばらくして出てきたのは、塩。 粒のキメが何とも言えないほど、食欲をそそった。 ![]() 蕎麦はまずそのまま食べる。そして水蕎麦で食べることもある。がしかしここ漱石は、塩をかけて食べて見て下さいと大将が言うのだ。 ![]() おそるおそる塩をまぶして食べると、今まで食べたことのない味が口内に広がった。塩と蕎麦がこんなに合うなんて。まさにマリアージュだった。 ピンッと張った蕎麦に、大将の技術の高さ、魂の入り方が感じられる。 ![]() 麺つゆも辛口ですっきり。全国にあまたある甘い麺つゆに、カツを入れるような鮮烈な味だった。 最後に熊本名物の、豆腐のもろみ漬けを頂く。 これが絶品だった。 ![]() 沖縄にあるトウフヨウにも似た食感でまさにチーズ。がしかし、大好物のトウフヨウよりも遥かに美味い。まさに日本が誇るナンバーワン発酵チーズだった。 自然と瞳孔が開いてしまう味。それが豆腐のもろみ漬けだ。 日本はまだまだ広いなぁ。 PS,ちなみに店名の漱石は、夏目漱石もそこから取った漱石沈流から取られていた。負けず嫌いとかの意味です。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタンをクリックお願い致します! ↓ ココをクリック! ![]() |