ホタルの夜2010-06-25 Fri 07:00
![]() 湯河原が好きだ。 熱海と比べて、湯河原の方が落ち着き、何よりもこぢんまりしている。 そしてなだ屋という素晴らしい日本酒の店もあり、御近所の僕は何度も行く。 「今、ホタルが結構いてね」 店の女将に教えられ、夜、ホタルを見にでかけた。 湯河原の万葉公園の中にあり、浴衣を来た観光客や、着飾った地元民でにぎわっていた。 駐車場に泊めて、温泉街を歩く。 それだけで、旅情を感じてしまうから、人の心って不思議。 素敵な門構え、まさにゆばーばが出てきそうな旅館の脇を通り、会場へ。 出店が何軒もあり、ビールやたこやきをつついていた。 ![]() 温泉街の脇の滝はライトアップされ、怪しく浮かぶ。 ![]() 細い路地をどんどんゆくと、遂にホタル生息地へ。 照明もどんどん消され、やがてホタルのあの萌木の蛍光色が、ぽつぽつと森の中に見えてきた。 ![]() ルシフェリンがルシフェラーゼに変化するときに、ホタルが光る。 飛んでいるのはオスだけ。メスの気をひくために。 オスの中にも指揮者がいて、あるとき、みんなで明滅を合わせる。 関東は明滅間隔が4秒、関西は2秒、その間の中部3秒。人間と一緒で関西の方が早口で目立ちたがりなのかも。 数万匹のホタルに囲まれ、吐き気がした夜。 ネギの中に、何匹もホタルを入れて、簡易懐中電灯を作ったこと。 ホタルにまつわる話は尽きない。 ![]() 父から教えてもらったこと、自分の中の大切な思い出など。 車のハザードをつけて、ホタルを集めたこともあったなぁ~。 そんな事を思い出しながら、源氏ボタルを見つめた。 ![]() このホタルは、地元の小学生たちが育て、放流しているのだという。 ホタルのいのちは一週間。一瞬の生命の息吹きを感じたい。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタンをクリックお願い致します! ↓ ココをクリック! ![]() |
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