
箱根の仙石原に、心から惚れる湯がある。
ブルーの暖簾をくぐると、今日も絶品の湯が待っていてくれた。
ドアを開けると、湯船の中に白濁湯が。そして硫黄臭が鼻に飛び込んできた。

白濁というか、ちょっと蒼みのある白濁系は、僕の最も好きな泉質だ。
ゆっくり、ゆっくり。

自分の奥へ奥へ、入ってゆく。
温泉は、白濁湯は、僕にとって、インナートリップの扉だと思っている。
ノムラテツヤ拝

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