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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

神田川

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東日本、ナンバーワン。
僕の中で関東鰻の総本山がココだ。
お茶の水と神田のちょうど間にある、明神下の神田川だ。
歴史ある玄関を入り、部屋へ通してもらうと、そこで不思議な枝のからまりを見た。複雑に、こんな芸術的に結ばれる木があるのだ。
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前菜は、湯葉に冷ややっこ風のクリームチーズ、そしてホタテの焼き貝柱だ。
神田川の料理はどの料理も一貫している。丁寧に丁寧に、そして上品に。
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白焼きは、ワサビと共に。
外側はカリッとして、中はとろりとカマンベール。
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白子かカマンベール、その間のような食感だ。
皮の部分と、中身の味の違いも、素敵だ。皮は淡水生物特有の川っぽい味がして、身はとろりと甘みが迫る。
待つこと40分ほどで、お目当てのうな重が。
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ぱかっと蓋を開けると、蒲焼はまばゆい光を放っている。
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芸術とは、こういう鰻を言うのだろう。
白焼きとは、また違う焼き方そして、タレが甘くなく、出汁っぽい。
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かりふわ、かりふわ、カリっとして中はふわっ、そして肉汁がチーズのように舌に吸いついてくる。
やっぱり、ここが関東ナンバーワンだ。
1、神田川(東京)
2、桜家(三島)
3、友栄(小田原)
生きていてよかったと涙が溢れだすような味、それが僕にとって神田川の鰻だ。
                         ノムラテツヤ拝
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テーマ:食べ物の写真 - ジャンル:写真

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