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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

インカ道

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カパック・ニャン。
この言葉を聞いて、意味の分かる人は、よほどのインカ通だろう。
カパックニャンとは、インカ道のこと。
インカ時代、チリ、アルゼンチン、ボリビア、ペルー、エクアドル、コロンビアの6ヶ国を治めたインカ帝国は、それぞれの地に血管のように無数の道を作った。
何かが起こった時には、そこを飛脚が走り、情報を素早く伝達したのも、インカが長く栄えた理由だ。
インカ皇帝は、他の皇帝が作った道を使用せず、その道の脇に、自分がまた道を作る。そんな場所をペルーで何個も見てきた。
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阪根ひろちゃんの最も好きなインカ道にも連れていってもらった。
ナスカとアレキパのちょうど中間、チャラの近くにその道はあった。
今現在、ペルーではその道が忘れ去られ、どんどん不法侵入する人たちによって破壊されている。例えば、山の方から砂漠にやって来たペルー人が、不法にそこに家を建てて住み始める。しかし、その場所には、一本のインカ道があった、という風に。
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それを数年前から、保護し、世界遺産に登録させようという動きが見られる。
それはとっても良いことだと思うし、出来れば世界遺産になって欲しいと思う。
その写真展が、なんと岐阜駅の構内で開催されているというのだ。
少し前、東京で開催されたナスカ展で、使われたものを岐阜に持ってきたという形で。
カパックニャンは、色々な人の写真で構成されていた。
マチュピチュは勿論のこと、星と氷の祭りの写真もあり、岐阜駅なのに、そこにアンデスの風が吹いているような清涼感があった。
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全部で50~60点くらいだろうか。道を行きかう人も、足を止めて、見入っていた。
見たことの無いアンデス奥地のインカ道。
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マウンドは昔からの住居跡なのだろう。
そして芸術的な針のような岩と蒼い空、インカの道は、今も変わらず続いている。
                          ノムラテツヤ拝
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

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