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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

姫の新刊

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「姫の命により、新刊贈ります。宜しくお願いします」 小林正樹。
イヌ、サル、キジ。昔から、こんなユニット、またはトリオが存在する。
敬愛する姫こと山元加津子さんを桃太郎に見立て、そこに仕えるイヌサルキジ。
イヌは公認会計士でもあり、姫の付き人でもある小林正樹さん。サルはツアーとかを一緒にアテンドする、ペルー在住の阪根博さん。そしてキジが自分。
イヌ様から姫の新刊が届き、空けてみると、まぁ~素敵な表紙が目の前に飛び込んだ。1ページずつ読み進めていくと、涙なしでは文字を追えない。
姫の友人の宮田さんこと宮ぷーが脳幹出血で倒れ、絶望な状況からの復活劇が、丁寧に綴られている。
姫の愛の深さ、宮ぷーの生きようと思うエネルギー、そしてそれらをサポートし、回復を祈る仲間たち。全ての環が、今の宮ぷーを作り上げていた。
好きなときは、好き。美味しいときは美味しい。嬉しいときは、やっぱり嬉しい。
そんな気持ちを、僕たちは当たり前のように感じている。それが宮ぷーの人生を賭けて、気づかせてくれる。
気持ちを相手に伝えることの難しさ。そして尊さ。それを奪われた人の、絶望的な悲しみ。
意思伝達装置というものがある。
姫の行動がなければ、知らなかったこれらの機器が、お互いの意思を通わせる鍵となる。
姫は、はじまりにこう書いている。
近視にはメガネやコンタクトが必要と誰でも知っているように、もし世界中に、意思伝達の方法や、意思伝達装置の存在が当たり前になっていたら、その現実は大きく変わっていたでしょう。と。
これは、介護という世界を見直し、意思伝達のバイブルとなる本。
一家に一冊と言わずに、一人に一冊。
必ず読んで欲しい本だと、心から、魂から、想います。
姫、みやぷー、いつも、いつも応援しています。そして祈っています。
                       ノムラテツヤ拝
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

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