ヒエン夫人の味2011-02-15 Tue 07:00
![]() ベトナムは、今、急激に変化し、アオザイなどの民族衣装も首都ハノイでは見かけなくなっている。食も伝統的なものから、西洋なものへシフトする中、ベトナム料理界のシェフ・ディディエ・コルローは、フランス料理とベトナム料理を融合させて一躍有名になった。 その彼が、2010年春に新しいお店を開店したという。 名前は「マダム・ヒエン」 ![]() コルローの妻の祖母にあたるヒエン夫人は、ハノイの旧家に生まれ育ち、代々伝わってきたハノイ伝統料理のレシピを、コルローに全て伝授した。 ![]() 変わりゆくハノイの食を何とか残したいと、コルローは立ち上がり、旧市街の一角にレトロな雰囲気を残す店を出し、アンティーク調の食器類に盛られる多様な料理は、本物のベトナム料理、そして圧巻の味を提供する。 ![]() 外人はもちろん、現地の客も足繁く通い、大盛況。 ![]() 今年80歳になるヒエン夫人が、もう厨房にたつことはないが、彼女の歴史と共に、本物の味が語り継がれていく。 ![]() ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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