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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

Iくん

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「未来の成りたい自分を追い求めて、今を生きる」
夢を生きている人は、何故だか分からないけれど、体からキラキラした気が放たれるような気がする。そのキラキラ感に包まれると、不思議にみんなが幸せになる。きっとそれは、神様が仕組んだ巧妙なシステム。
「自分の好きなことを好きなだけしなさい。何も束縛するものはなく、何も制限されるものもない。だから自分のしたいことを心に問い続け、それらをひとつひとつやり続け、周りを幸せにしていきなさい」とでも言われているように。
Iくんは大阪の一部上場企業で働いていた。仕事は楽しい、でも、でもとI君はモヤモヤしたものを感じ始めていた。
「自分はこれで良いんだろうか?」
働くことは、とても素敵なこと。だって必要とされているってことだもの。
「でも、自分のやりたいことは、本当にコレなのか?」
きっとIくんはそう想ったに違いない。
彼は行動に出る。四万十川でラフティングをしていた時に出逢ったSさん。Sさんは僕の友人でもあり、彼女がIくんを僕の元へ運んできてくれた。
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話を聞くと、なんと“写真家“になりたいと言う。でも、僕が出来ることなんて微々たるもの。そもそも自分が写真家として生かさせてもらっていること自体が、自分自身で不思議なんだから。
写真家は儲からないよ(笑)と言っても、一向に引き下がる様子のないIくんに、僕は20代前半の自分を重ねていた。年上は全員僕に協力すべき、冗談抜きで、僕はそんな大それたことを考えていた。今思えば恐ろしいけれど、あの時はきっと無敵だったのだろう。そしてご縁を結んでくれた人たちと、今も仕事をさせてもらっている。
Iくんのキラキラ光る瞳を見ながら、僕が今出来る事をIくんにしなければと何故だかそう思った。
それから紆余曲折があり、今彼は、僕の愛するペルーの宝箱のような博物館、天野博物館にボランティアとして働いている。敬愛する阪根博の下で。うらやまし!
彼から、昨日素敵な写真が送られてきた。
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「ウユニ塩湖に行ってきました。自然は時に自分が想像していた以上の姿を現してくれる事があるのですね」と文章は結ばれていた。
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写真を見て、とっても嬉しくなった。
それは、まさにIくんそのものだったから。
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「そのまま自分の信じた道を進んで下さい。制限するものは何もなく、自分のしたい事を問い続け、周りを幸せにしていって下さい」
僕に出来る事があれば、何でもさせて貰いますので。Iくんの周りに、Iくんを取り囲む自然が、常に幸せでありますように。
                  ノムラテツヤ拝
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屈指の風景

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ケープタウンの帰り道、テーブルマウンテンは完全に晴れ上がった。
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ここからの眺めも、この旅の見所だ。
ロベン島に夕日が傾き、その先には屈指の山々。
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う~ん、素敵。
南アを、いや世界を代表する風景なのは間違いない。
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ケープタウンは、新世界七不思議に選ばれ、旅人が行ってみたい町ナンバーワンになった推された場所だ。
                   ノムラテツヤ拝
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