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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

君影草

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純白のサンカヨウが新緑によく似合う。
木道を歩きながら、深呼吸。肺が喜ぶように清冽な空気感。
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足元には、君影草のスズラン。
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ほんとうに愛らしい花だなぁ~と思う。
北の春は短いけれど、美しい。
               ノムラテツヤ拝
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北の大地美術館

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今日から父と母との3人旅が始まる。
まず向かったのは最近高速道路がつながった帯広へ。
十勝山脈を縫うようにして、東へ向かう。
ここに僕の大好きな場所がある。
柏の木々に囲まれた、昔から連綿と受け継がれてきた風景。
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森の中には、一本道が通り、その先には美術館が建つ。
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日本で最も好きな美術館かもしれない。
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名を「北の大地美術館」と言う。
               ノムラテツヤ拝
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北のいのち

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北海道は美味しい。
料理がないと揶揄されることもあるが、それはこの鮮度抜群な食材があるからに他ならない。
焼く、煮る、蒸す、茹でる。
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それも立派な料理なのだと、北海道で知る。
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ツブガイの甘味に酔いしれ、イクラの醤油漬けに頬が緩む。
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アスパラの滋味深さに舌鼓をうち、エビの刺身に、のけぞった。
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北海道の夜は、しみじみした時間を僕に与えてくれた。
いのちをどうも御馳走さまでした。
                  ノムラテツヤ拝
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カニというもの

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今日は社長が市場から持ってきてくれた巨大毛ガニ。それに越乃寒梅の限定焼酎「乙」と同じく「限定梅酒」で頂く。
まずはカニの甲羅を外してみると、ふんわり潮の味が立ち上る。
まわりをこそげ落とすとこの通り。おそるおそるこのお皿のような甲羅にカニ味噌を口に入れると・・・・・・。
濃密、繊細、カニミソから海のエキスがギュギュっと凝縮して伝わってくる。
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そして気品のある味が、舌を抱くように巻いてくる。
ぼーっとした。
本当に僕は39年間、今までカニの何を食べてきたのだろう?
というか、これは僕の知っているカニではない。別物の特別な食べ物。
前菜にもなり、メインにもなり、デザートにもなる。
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この毛ガニだけで、すべてがパーフェクトなのだ。
「まぁ、飲め、飲め」
社長から注いでもらうまで、お酒を飲むのも忘れていた。
むさぼる、、、本当にそんな感じだった。
社長は、明日もカニなので、今日はエビ丼。これまた美味しそう。
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でも、僕は目の前のカニさんと格闘せねば。なんといって1キロ以上もあるんだから。
「儚くないように生きるには?」
「そりゃぁ、今を生きるしかない」
そう、社長の格好良さはそこにある。まさに而今なのだ。
「食べ物は美しく、人間は格好よく、とくに男わね!」
ひとつひとつの言霊が、自分の細胞に染みわたっていく。
社長はQという星から使わされて、地球へやって来た。縁のある人たちに最高の食を提供する。これが社長の使命だ。
「何だか、社長、この前逢ったときよりも若くなっていませんか?」
「そうなんだ、Q星の人間は50歳を境にして、若返っていくんだ。大変だよ、同世代のヤツラはどんどん老け込んでいくのに、自分だけ若返っていくんだから」
エビ丼を食べ終わり、社長は薬を何錠か飲んだ。
「どこかお体、悪いんですか?」
「いや、とくに問題はないよ、薬は技。地球で生きるのは大変だから」
「薬は技」、、、か。
生まれて初めてそんな言葉を聞いた。
この時間が、この夜がずっと続いて欲しいと僕は願った。
                        ノムラテツヤ拝
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セクシーな社長

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北海道にセクシーな社長がいる。
友人のKさんから、以前に2度ほど逢わせてもらい、人間としての果てしない「ぶっ飛び]ぶりに惚れた。
初めて逢ったのは、もう10年以上も前。
僕の顔を覗きこんで「ようやく逢えたね」と笑った。
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「僕と逢えるってことは、どんな食通100人と逢うよりも有意義だよ」
言葉通り、寿司屋で見たことも無い魚、そして技に見入った。
完全に宇宙人。
僕、こういう人って大好き。
ひとたび僕の大好物のカニの話になれば、一通り、まずは僕の話をじっと聞いてくれ、ひとこと。
「お前は、旬の時期の最高の毛ガニを食べたことがないから、あれも美味しい、これも美味しいって浮気性になるんだ」
3度目にお逢いするのは、まさに毛ガニの旬。
「今日は市場まで行ってきたよ」と社長。
Kさんがこっそりと、「普段絶対に行かないんだけれど、今日はって張り切って、自ら出かけて持ってきたのよ」
有難い限り。僕はひたすら頭を垂れるのみ。
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「今、目の前にある毛ガニ、今日北海道で入った中で一番上等だから」
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社長のネットワークは半端じゃないので、市場からダイレクトに電話一本で最上級のものが入るようになっているのだ。
目の前に、デーンと置かれたカニに見入る。
毛ガニの毛が、完全にギャランドゥ。ケムクジャラなのだ。触ってみると毛はピンピンと張りがある。
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「社長にとって、どんな毛ガニが理想なんですか?」
「毛ガニっていうのは、まず重くないといかん。最低でも1キロはないと。それ以下の毛ガニは毛ガニじゃない。絶対に食べない」
「ちなみに今日のものは、どれくらいなんでしょう?」
手に持つと、ずっしりと重みが伝わる。
「一キロちょいってとこだ。ほんとはもっと大きいのもあるんだけれど、今日は市場にそれ以上が入らなかった」
そもそも、以前の社長は、お酒と食をこよなく愛していた、というよりも美味しいものを出してくれる店も含めて愛していた。
が、最近、社長のお気に入りの店がどんどん不味くなり、カニ料理に至っては、どこにも満足させてくれる店はない、と言い切る。だからこそ、今日は社長の会社オフィスでカニを頂くことになったのだ。
本物の旬の毛ガニの味。
それも楽しみだけれど、僕は社長と過ごせる、この時間をワクワクしながら待っていた。
今日はどんな勉強をさせてもらえるんだろう。
飲みすぎて、酔わないようにしなくっちゃ。
                                 ノムラテツヤ拝
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