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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

茅ヶ崎の家

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ちょっとあることで悩んでいたので、茅ヶ崎の愛すべき家へ向かう。
僕が最も尊敬する小説家であり、エッセイストでもある「開高健記念館」だ。初めて訪れたのは8年前。
その時に見た開高健の映像に衝撃を受けた。
「よく食べ物を口に運び、得も言われぬ味、言葉にならない味、なんとも言えないほど美味とか言ってる輩がいる。でも言葉を生業にしている者は、決してそんなことを言ってはならない。言葉にならないもの、何とも言えないもの、を命を削って言葉にすることが、仕事なのだから」
殴られたような衝撃だった。
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開高作品に触れながら、僕はその意味を知ることになる。
万年下痢に苦しんでいたのも、常に言葉と格闘していからこそ。既存の言葉でどうしても語れないときは、開高健自ら、それに見合う言葉を造語した。
開高健の前に開高健はおらず、開高健の後に開高健のような作家は未だいない。
記念館では、ちょうど「ずばり東京」展をしていた。東京オリンピックが始まる1年前からオリンピック開催後まで週刊朝日誌上で連載したものだ。この時期、開高健は小説が書けなくなり、ルポやエッセーという別ジャンルに挑戦していた。驚いたのは、毎週毎週、文体を変え、あるときはカフカ風、子供の日記風、ポエム風と様々に変化させていくこと。決して同じ場所に留まることなく、常に遥かなる高みを目指してしていくことが、文字から原稿から、圧倒的な迫力で全身に伝わった。
「書けなくても書く。黙って、ただ書き続けろ!」
開高健の声が、天から雷妻のように落ちてきた。
僕は数冊、開高作品を購入して、記念館を出た。
大きな青空の下、かすかに海の香りが漂った。
                      ノムラテツヤ拝
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リマの酒盛り

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ヒューストンから7時間でペルー着。
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夜中に空港に着くと、友人のわたるが出迎えてくれていた。
おっし、一緒に呑もうということになり、ホテルで酒盛り。
最近のペルー情報を、内側から聞かせてもらう。
旅の仲間の木戸が美味しいお酒を何本も持参してくれる。
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それらをちびりちびりとやりながら、わたるときみこさんが話し込んでいる。
旅の仲間と現地の仲間が交流する。
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こういう瞬間、僕は特に幸せを感じる。
みんなが幸せになる方向へ、突き進みます。
               ノムラテツヤ拝
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