新刊2015-06-19 Fri 13:46
![]() 今度の新刊は過去最長、一年半のときを要した。 中公新書のカラー版「パタゴニアを行く」「世界の四大花園を行く」に次いで第3作目の「イースター島を行く ~モアイの謎と未踏の聖地~」が10冊ほど自宅に送られてきた。 日本全国の本屋に並ぶのは、来週の6月25日(木曜日)だけれど、一足先に見本として。ドキドキしながら包み紙を剥がすと、中公らしい緑のバックに白地で題名、そしてモアイの写真が帯で巻かれていた。 1頁1頁、最初から最後まで写真の色をチェック。今回も印刷所の人にはとてもお世話になった。数々の職人さんの手によって、こんな綺麗な色が生まれるのだ。 そして、いつものように一つの想いが湧き上がってくる。 「怖い」。 何冊作っても、いつもそれらが世に出るときは無性に怖くなる。 時間はしっかりかけた、妥協もしなかった、良い物は作れた、と思う。 でもそれはただの僕の主観に過ぎない。 客観の世界にさらされたとき、本を手に取ってくれる人たちは、どのように感じるのだろう それを考えると、とても怖くなる。そして不安になる。 でも、編集者や印刷所の職人、デザイナーや校閲者など、中央公論新社の営業の方々も含めたら、100人以上の手がかかってようやく並べられる本たち。 軽い気持ちになんて、決してなれない。 楽しみです、なんて笑顔ではいられない。 関わってくれた全ての方々、そしてこれから関わってくれる全ての人たちのためにも、しっかりと結果を残さないと。 手にした12冊目の新刊は、僕にとって、ずっしり重い本となった。 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
再爆発2015-06-19 Fri 11:23
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