
氷河峰の脇を登っていくと、鳳凰の翼のような岩から一本の滝が流れ落ちている。
掬って飲んでみると、透明感があって甘い。
清流の動き、水の動きを見ていて、しみじみ思う。
同じ弾け方、流れ方はひとつもないことを。

まるで時間と同じ。

すべては違う瞬間瞬間の連続の上に、今がある。

陽が当たると、瀧の顔がまた変わる。
ノムラテツヤ拝

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