再放送2015-10-27 Tue 11:00
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谷埋まる花2015-10-26 Mon 06:53
![]() チリの滞在最終日、ひょんなことから花好きのおばさまに出逢う。 楽しく花談義をしていると、 「ここよりも多く咲いている場所があったわ」と、詳細な場所を教えてくれる。 それは、初めて聞く、見知らぬ谷の名前だった。 時間もないので、おばさまと別れ、急いで向かった。 太陽、雨、霧、すべてがその谷にフィットしたのだろう。 谷の斜面がガラデレオンで埋まっていた。 ![]() その夢のような光景に、僕は呆然とした。 自然という神様は確実にいる。 ![]() そしていつも優しいなぁって、心から想う。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
世界で一番美しい花2015-10-24 Sat 11:37
![]() チリに行った目的は、一面花園だった場所の栄枯盛衰を撮影すること。 そしてもう一つの目的は「世界で一番美しい花」と言われる、アタカマ砂漠の固有種「ガラデレオン(ライオンの拳)」を4K動画で撮影することだった。 でも、出国する前にチリに住む友人のルーチョから、芳しくない連絡があった。 「今年はガラデレオンが咲かない。茎はあるけれど、一輪も咲いていない」 正直、行くか、行くまいか、迷った。 でもこんな時は、いつも心に決めていることがある。 「どちらが楽しいか、楽しくないか?」 行かずに日本で過ごすのと、行ってチリで過ごすのと。 もちろん、後者の方が楽しそう! もし咲いていなくても、別の出逢い、新たな出逢いが待っているかもしれない。 僕は予定通り、日本を発ち、チリの空港から一路自分の知っている限りのガラデレオンの谷を巡った。 ルーチョの言うとおり、まったく咲いていない。 もうひとつ、さらにもうひとつ。これが最後の谷だった。 海へ下りていく渓谷の右手にそれを見つけた時は、体の奥底から出る雄叫びと、ホッとして脱力する感じが、同時に押し寄せた。そして、そのガラデレオンは、過去に見たどのガラデレオンよりも美しかった。 ![]() ガラデレオンは通常、急な崖から茎を下方へ伸ばし、咲くときにだけ上を向いてポンと咲く。でもこの子は2mもの崖を登り詰め、岩の窪みで見事に咲いている。 一体、ここまで茎をはわせるのに、どれだけのエネルギーを使ったのだろう?そしてここに窪みが無ければ、花を咲かせる場所は何処にもないのだ。 茎を伸ばし、生長した先に、この窪みを見つける。 この時、ガラデレオンは突き抜けるような悦びが全身を駆け巡っただろうか? そんないのちを想うと、僕は泣きそうになる。 「生命は美しく、そして強いのだ」 ![]() 翌日はルーチョと一緒に、今まで訪れたことのない、山奥へ。 ここで大きなガラデレオンを2つほど見つけた。 11月には本格的な乾季がやってくる。 この谷の花は、すべて涸れてゆく。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
バンクーバー2015-10-23 Fri 06:00
![]() トロントから大陸を横断してバンクーバーへ。 さっきまでアンデスを見ていたのに、今度はロッキー。 ロッキーの語源は勿論、ROCKY だから岩。 見事な岩峰の連なりが、地平線まで続いた。 カルガリー、バンフ、バンクーバー、多くの友人知人が住む素敵な場所。 20代前半にカナディアンロッキーを歩いたっきり、御無沙汰になっている。 来年あたり、長期間カナディアンロッキーの中に身を置いてみたいなと上空から俯瞰しながら感じた。 たくさんの森があるバンクーバー。 世界中の人がこの町に住みたがる理由が分かるような気がした。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
アコンカグア2015-10-22 Thu 06:00
![]() アタカマ砂漠の撮影も無事に終わり、一路首都のサンティアゴへ。 途中までは雲がかかっていたが、首都に近づくにつれ、快晴に。 遠く南米最高峰のアコンカグア(6960m)が屹立するのが見える。 紺碧の空、純白の雪、そして蒼い山々。 これがアンデスだぁ~と言わんばかりの光景に、手を合わせた。 右奥にチョコンと見えるのが、愛すべき山アコンカグア。 南米だけでなく、北米、中米を見渡しても、米大陸にこれより高い山は存在しない。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |