バースロック2015-10-08 Thu 16:30
![]() カウアイ島を縦横無尽に走り回っている。 島随一のヘイアウ(祭壇)も見て回ってきたが、やはり今日はバースロックのお話し。 むかし、むかし、カウアイ島の王族は平民にある場所で赤ちゃんを産ませていた。 そこはある祭壇の横にある岩の裂け目。 ここでカフナ(ハワイのシャーマン)に見守られ、出産した。 その時のへその緒を、このバースロックの裂け目に置き、そのまま草で蓋をする。 4日待って、それらを開ける。 もし動いていた、または無くなっていたら、その子は命を落とし、そのままであれば王族の子供として迎え入れられた。 残酷な話をしているわけではない。 ハワイを含むポリネシア文化には、岩が神聖なものとして崇められる。その理由は、きっと不変という言葉に行きついていく。 その神聖な岩の麓で子供を産み、育てていく。 それが、ポリネシア中に今も息づいているのだ。 タヒチにニュージーランド、そしてイースター島までも。 海は分け隔てるものではなく、繋がっているもの。 だから、見えない島々がひとつに繋がり、ポリネシアとなる。 イースター島もハワイもやはり繋がっているのだ。 今日、そんな事実をしみじみと想った。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
| ホーム |
|