月の虹2016-02-28 Sun 12:30
![]() 空を見上げると、厚い雲に覆われていた。 昼よりも夜の方が匂いに敏感になるのは何故だろう? 森の甘い香りが体を包み、鳥の囀りがこだまする。 時折、雲の隙間からおぼろ月が姿を現したり、消えたり。 轟音が近づいてくると、もうイグアスは目と鼻の先だ。 プラチナ色に瀧は浮かび、その圧倒的な水量に気圧される。 写真を撮り始めて、20分ほど経っただろうか? 突然、目の前にムーンレインボーが出現した。 白くぼんやりした大きなアーチ。 目を凝らすと、七色がうっすらと確認できる。 ここからは見えないが、きっと雲の切れ間に満月が入ったのだ。 自然界は、摩訶不思議なものが沢山ある。 その中でも、月が作り出す虹「ムーンレインボー」は筆頭だ。 「∞の∞の感謝だよ」 フージオの声が、空から雨のように降り注いだ。 そう、5年前の夜も、こんな見事な月の虹が出たっけ。 フージオと二人で語り合いながら、まるでその声を聴くかのよ うに虹が色濃くなっていった。 フージオ、有難う。 知ってるよ、そこにいるって。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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