写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

虹の山

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「誰よりも早くてっちゃんに伝えたくてさ」
こんな言葉をかけてくれる友人がいる。それはなんて幸せなことだろう。
メールに添付されていた写真を開くと、そこには摩訶不思議な山が写っていた。
「まだ殆どの人に知られていない虹の山です」
ふふふ、素敵です。
標高5000mで行くのが少し大変そうだけれど、是非とも行ってみたいと思う。
晴れていれば、近くには聖山も遠望できる。
地球は、まだまだ知らない美が沢山ある。
それらと、あといくつ対峙させて貰えるのだろう。
その数を数えていくと、人生の短かさに、持ち時間の少なさに、胸が締め付けられる。
ぼんやりしている時間は無い。地球は限りなく美しいのだから。
               ノムラテツヤ拝
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いのちの連動

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少し前に「悠久杉」のことを書いてから、「その後は?」と質問されることが多い。
書こう、書こう、と思いながら今日になってしまったことをまずはお詫びします。
縄文杉が陰の気、悠久杉が陽の気だったことは以前に書いた。
この時に使う陰と陽は、どちらが良いとか悪いとかではなく、対の関係だと考えて
欲しい。黒と白、光と影、神と悪、明るさと暗さ、愛と無視など。
でも気の世界だけにフォーカスすると、それは「出す」と「引く」の関係が一番近
いように思う。
人間は巨大なセンサーであり、誰もが感じることが出来、気を自身で計れる。
僕は、たまたま3人の気の先生によって、感じさせてもらえるようになったが、その
内のY先生には、事細かに気の計り方を教わった。
それによって、何が良かったことは?
空けていない新品のワインボトルが自分に合うかどうか?それが分かるだけじゃない。
自然がどのように作られているか、何のために生命は育まれ、守ってくれているのか
を何度も体感させてもらった。
悠久杉と縄文杉と出逢い、僕の疑問は集約された。
「この異常なエネルギーを有する杉のエネルギー源は、一体何処から来ているのか?」
悠久杉と縄文杉の位置から考えると、それは九州最高峰の宮之浦岳(1936m)に至った。
屋久島はここを中心として、ピラミッド型で形成されている。僕は早速宮之浦岳へ登り、
長時間徘徊することで、ようやくその在り処を見つけた。
それは、まるで陰陽のエネルギーが結合するような聖なる巨石。
天からは一本の光が落ち、大地からはグルグルとエネルギーが巻き上がっていた。
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命は分けて考えると本質が分からなくなる。
例えば、悠久杉と縄文杉は拮抗し合って対となり見事に調和する。
それらの世界を少し広げて見ると、今度は森の中で陽の杉、陰の杉が並ぶことによって
一つの森として調和が育まれる。
今度は飛行機に乗り、島全体を俯瞰する。ピラミッド状の島と他の島々が陰陽となり、
今度は九州全土へ広がる。
九州の中心には阿蘇山が聳え、それと拮抗するのもは鹿児島の桜島・・・・・。
どの視点から見るかによって、対として分ける事は出来るが、生命は枠では決して捉え
きれない。そしてある日、ふと自分自身の命を見つめる瞬間が訪れる。
この世は「陰」「陽」どちらかの光で成り立っている。
地球の過去、現在、未来では、野村家やその先祖が光を出す。そして宇宙の中では、そ
れも調和する「ひとかけら」となる。
ひとかけら。それは何と有難いことだろう。
その欠片があるからこそ、すべての調和が生まれるのだ。
1つは完ぺきな調和として既に生まれ、さらに周りの調和として影響を及ぼす。
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これが自然界の本質。フラクタル構造、入れ子構造となり無限に広がっていくのだ。
つまり分け隔てることは無意味なこと。でも、どうしても僕たちは分けて、分類したが
る。これもまた調和のバランスのために、必要なことなのだろう。
写真は聖なる巨石、悠久の巨木、屋久島だけに住むネズミ、そして命を育む一滴の雫だ。
                 ノムラテツヤ拝
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ポリネシア

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急遽、テレビの仕事が決まった。
場所はポリネシア。イースター島とタヒチ諸島だ。
主役はここでは書けないが、人気のモデルさん。
彼女が旅することで、自己研磨されていくという流れ。
個人で撮影するイースター島と、番組として撮影するイースター島。
その差に、制約の多さに驚かされる。
何でもないことが、撮影では禁止されてしまうのだ。
でも、折角関わらせてもらうのであれば、この仕事に携わった人たちが来て良かったと思える時間にしたいと思う。
御縁ある人々に力を借りて、ひとつひとつ積み重ねていきたい。
素敵な番組になることを信じて。
出発はゴールデンウィークの5月2日。
                  ノムラテツヤ拝
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屋久島ツアー

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どうやって「ご縁」は生まれるのだろう。
人や、モノや、場所などと・・・・・
少し前に流行った引き寄せの法則? 
DNAに刻まれた人生のプログラミングによって?
それとも、僕たちを創造した神々(サムシンググレート)の御心のまま? 
考えてはみるけれど、やっぱり僕には分からない。
でも一つだけ信じていることは、それらが完璧な時期に、絶妙なタイミングで、最高の状況として訪れる、ということ。だから、目の前にご縁がやって来た時は大切にしたい。それがちょっと、意外なことだったとしても。
ご縁が自分にとって正しいのか、正しくないのかは知らない。でもそもそも、正しい、正しくないなんて存在しないこの世界。良い悪いすらもない。だとしたら、自身がその話を聞いて、想像してワクワクするか、ドキドキするか? 僕はそれを人生の指針にするようにしている。
数日前、大好きな料理家チエさんのところでイカスミ尽くしを振る舞ってもらい、セピア(イカスミ)好きには、たまらない1食となった。
その時に、太極拳メンバーから、こんなお願いをされた。
「てっちゃん、私たちを屋久島へ連れて行ってよ」
最初は軽く聞き流していたけれど、だんだん会話に熱が入ってくるのが分かった。「まぁまぁ」といなし、「一度募集をかけてみてから、決めればいいのでは?」という話で終わった。
翌日、一通のLINEメールが。
「30名が確定しました。みんな楽しみにしています」
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今まで僕が屋久島を訪れたのは5回ほど。
でもその全てが個人で訪れ、大人数で滞在したことは一度もない。
30名もいれば、色々な制約が出てくることだろう。
みなさんの足ひとつとっても、バスを貸し切る、または複数台のレンタカーを借りなければならない。そもそも大きなレンタカーなんて島にあるのか?
宿はABの2つに決め、Aは10部屋、Bは5部屋と予約はしてみたものの、スムーズに流すには、まだまだ問題が山積みだ。
「てっちゃん、私たちの願いを叶えてくれて有難う。子供たちと参加します!」
「願い始めてから、こんなに早く実現するとは。感謝しています!」
こんなメールやコメントが次々に送られてくると、もうダメ。
僕は、今まで多くの大人たちに、無理難題をお願いして、沢山願いを叶えてきてもらった。その方たちに、何かお礼をしたいと申し出ると、いつも同じことを言われた。
「僕たちに返さなくていい。でも目の前に同じような人が出てきたら、全力で願いを叶えてあげて。それが僕たちへの恩返しだから」
最初に屋久島を訪れた時、あまりの空気の濃密さに、むせた。
そんなことは、あれ以来、一度もない稀有な経験だ。初参加の皆さんを通して、あの時の自分と出逢えるかな? どんな風に瞳を輝かせて、あの深い森を散策するのだろう? 想像するだけで、ドキドキ、ワクワクしてきた。
屋久島の友人写真家に連絡を取ると「ウェルカム」の返事。
「まだてつやに教えてない秘密ルートもあるから、久しぶりに一緒に歩こうぜ!」
ほんと、有難いなって思う。
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川のように、逆らわず、自然体で流れていく。
師である星野道夫が、こう言っていた。
「浅き川も 深く渡れ」
そんなふうに人生を泳いでいきたいと思う。
                       ノムラテツヤ拝
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枝垂れ

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ソメイヨシノ、山桜、八重桜、エドヒガン、オオシマザクラ。
日本には200を超す桜が存在するが、僕はシダレザクラが好きだ。
ヤエベニシダレ、ベニシダレ、キヨスミシダレ、どれも好き。
富士山に登って行く一本道に、巨大なシダレを見つけた。
道路脇から撮影していると、家の中からおばあちゃんが顔を出した。
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「その横から回って、うちの庭に来なさい。もっと綺麗だから」
一礼をして、庭の奥へ入れてもらうと、まるで巨大な日傘のような桜が。
「もう100年以上だもんね、生きているの。これの散り際がまた美しくてね」
桜を見上げる小さなおばあちゃん。その顔を見ると、瞳が桜色に染まっていた。
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生けとし生ける者すべては、どう生きたかも大切だけれど、どう散ってゆくのかも、また限りない美を内包するのだと思う。
ペルーのひろちゃんから、としさんの葬儀が終わったと連絡があった。
としさんらしい、太く短くデッカイ人生。
「あのやろう、おれより先に逝きやがって・・・・・」
親友だから言えるその言葉の重みに、涙腺が決壊した。
枝が垂れると書いて、枝垂れ。
自然はいつも僕たちにお手本を見せてくれる。
頭を下げて、この一瞬に、生命があることに感謝すること。
富士も太陽も、いつも僕たちを見守ってくれている。
                ノムラテツヤ拝
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